映画「イルマーレ(2006年)」の感想・考察【ネタバレ】

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2006年9月に上映公開された「イルマーレ」の予告編動画はこちら

障害が多ければ多いほど、恋は燃え上がるもの。もしその障害が、どうしたって乗り越えられない「時」というものだったらどうしますか?

韓国映画として作られ、ハリウッドでもリメイクされた映画「イルマーレ」は、そんな「時」を挟んだ男女の恋愛模様を描いた作品です。2年前とその2年後に生きる彼らは、どのように交流を深めるのでしょうか。

この記事では、アメリカ版「イルマーレ」の見どころや感想、そして、作品についての考察を書いていきます。

映画「イルマーレ」の概要

映画「イルマーレ」は、2006年公開の恋愛映画です。

アメリカ版は韓国の同名映画をリメイクしたものであり、韓国版は2000年に公開されています。

基本的なストーリーラインは、ほぼ同じです。

主演は「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーブスと「ゼロ・グラビティ」のサンドラ・ブロック

名俳優の二人が演じる主人公たちは、とても情感たっぷりです。

今作の特徴は、「時を超えた」恋愛を描いているということ。

二人はどうやって、「時」という高い壁を乗り越えるのでしょうか。

映画「イルマーレ」のあらすじ

2006年。医師のケイトは湖畔に立つ一軒家に住んでいました。

しかし、その生活はもう終わりです。

彼女はシカゴに引っ越し、その土地で働くこととなったのです。

ケイトはその家が好きでした。

そのため、次の住人に宛てた手紙をしたため、ポストに入れておきました。

その手紙には、「犬の足跡」のことやケイトの新住所などについて書かれていました。

やがて、アレックスが湖畔の家に引っ越してきて、ケイトからの手紙を受け取ります。

しかし、アレックスはこの手紙に疑問を抱きました。

なぜならば、湖畔の家は2年間空き家だったからです。

彼が生きているのは2004年の世界だったのです。

アレックスはケイトに手紙を書きます。

「なにかの間違いではないか」と。

そして、その手紙を家のポストに入れました。

これ以来、二人の奇妙な交流が始まりました。

映画「イルマーレ」の見どころ

ポストの旗が時を超えて勝手に動くシーンや、二人の初めてのデートシーン(実際に一緒にいる訳ではありませんが)など、映画「イルマーレ」には、様々な見どころが存在します。

そんな見どころたちの中でも、最も注目して欲しいのが、二人は初めてキスを交わすシーンです。

アレックスは、偶然知り合ったケイトの元恋人(アレックスが生きる時代では現・恋人)であるモーガンに誘われ、ケイトの誕生日パーティに参加します。

アレックスはケイトを知っていますが、ケイトは彼を知りません。

しかし二人で話すうちに、ケイトはアレックスに惹かれ、とうとうキスを交わしました。

このシーンは、鑑賞している側はアレックスに感情移入し、彼の目線で見ることになります。

すると、ケイトに対しもどかしいような、なんだか恥ずかしいような、そんな気持ちが沸き起こります。

その分、二人がキスをしたときの嬉しさは凄まじいもの。

もっとこの時間が続いて欲しいと、そう願ってしまうような、素敵なシーンです。

時間軸はどこで変わる?映画「イルマーレ」考察と感想

映画「イルマーレ」は、とてもロマンチックな恋愛映画です。

しかし、二人の恋の障害が「時間」である以上、SFの要素を見逃すことはできないでしょう。

「イルマーレ」をSF的に考えた場合、一つ気になることがあります。

それは、「過去や未来を変えている」ということ。つまり、タイムパラドックスです。

しかし、今作のタイムパラドックスは、多くの人がブログなどで触れています。

そのため、ここではタイムパラドックス的矛盾が起きない、「時間軸の変更」という面で考えてみました。

作品の基本となる時間軸をケイトに置くとします。

ケイトはアレックスと手紙のやり取りを始めて間もなく、目の前で交通事故が発生し、一人の男性が死亡します。

この男性こそが、ケイトに会いたいと思って走ってきたアレックスです。

そしてアレックスが走った理由、それは、ケイトが手紙に「救えなかった男性の話」を書いていたためです。

ケイトはその後もアレックスとやり取りを続けます。

ケイトとアレックスはレストランで会う約束をするものの、会うことはできませんでした。約束の日時には、すでにアレックスが亡くなっていたからです。

ケイトはアレックスが亡くなったことを、彼の弟の口から偶然聞くことになります。

そして、過去のやり取りを思い出して、アレックスに急ぎ手紙を送ります。

「私を探さず、二年間待って」

アレックスは、その願いを聞きました。

そして、計4年の歳月を経た後、二人は結ばれたのです。

ケイトがアレックスに「待って欲しい」という手紙を書いた時点で、ケイトの時間軸ではアレックスの死亡が確定しているはずです。

しかし、実際は彼女の前にアレックスが現れた。これがタイムパラドックスです。

これを「時間軸の変更」という視点で見てみると、ケイトが手紙を送った段階で、主となる時間軸がアレックスに移ったと考えることができます。

言い換えると、世界線が変わった、ということです。

元々、この世には並行世界というものがある、という話もあります。

ケイトが、「アレックスが死んだ世界」から「アレックスが生きている世界」に飛んだのです。

勿論、「イルマーレ」は単純に目でも楽しめる作品です。

主演二人の演技は素晴らしいですし(キアヌ・リーブスの美しさを存分に味わえます)、どっぷりとラブロマンスの世界に入り込むことができます。

それでも、少しだけ見方を変えることで、新たな「考える楽しみ」が生まれる映画でもあるのです。

映画「イルマーレ」のレビューを調べてみた

そう言われてみれば韓国映画って全然見たことがなかったです〜👀👀 イルマーレみてみます😍ありがとうございます✌🏻

韓国ドラマは「秋の童話」「パリの恋人」「コーヒープリンス1号店」等沢山観ましたが、映画は「僕の彼女を紹介します」「猟奇的な彼女」「イルマーレ」が素敵で「ラブストーリー」は最高に泣けます 「太陽の末裔」Gummy「You&039;re My Evening」 DAVICHI「This Love」 深夜照明を落としてYouTubeで是非😊

キアヌ はかっこいいよね…🥰マトリックスとイルマーレくらいしか観たことないけど、コンスタンティンとかジョンウイックも有名だよね。 昔テレビで、彼が来日した時にラーメン屋さんで「セアブラマシマシデ!」って注文したとか、直島に行ったとかニコニコ話してて好きってなった笑

イルマーレの戦力を考えると襲撃で長期戦は絶対避けると思うので大所帯全戦力で一気に攫いに来た感じですね。直ぐに追ってこれないよう飛空艇の動力を攻撃する別動隊とかも居ると思いますから大所帯かつそれぞれ役割を持った隊に分かれ一斉襲撃的なのを想像してました!

まとめ

そこにいるはずなのに、お互いに触れることも、直接話すこともできないもどかしさ。

長い時を待って、ようやく出会える感動。

映画「イルマーレ」は、見る人たちに様々な感情を抱かせてくれます。

その中には、一般的な恋愛映画では味わうことのできないような感情も含まれています。

「一風変わった恋愛映画が見たい」・「ただの恋愛映画は物足りない」といった思いを抱いた人に、ぜひおすすめしたい作品です。

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