実話の映画『白い嵐』 【 大海原でのサバイバル】リドリースコット監督作品

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12人の海洋学校訓練生は、帆船アルバトロス号に乗り込みバミューダ諸島からガラパゴス諸島の大海原へと出帆する。

ところが、帰途のバミューダ海域で伝説の大嵐ホワイト・スコールに遭遇…。

海洋映画『白い嵐』は、大海原でのサバイバルと少年たちの成長と結束、そして熱い友情を描いた青春冒険ドラマ!

目次

素晴らしい冒険と悲劇!

帆船アルバトロス号は、海洋学校訓練生を乗せて大海原へと出帆する。

しかし、その冒険の先には予想だにしなかった 悲劇が待ち受けていた…。

リドリー・スコット監督が、大海原の雄大な美しさと荒れ狂う海の恐怖の両面を臨場感たっぷりに描き、伝説の暴風雨“白い嵐”に巻き込まれた帆船と乗組員たちの結束が描かれる!

実話の映画化

『白い嵐』は、1961年5月2日に帆船アルバトロス号が”ホワイト・ストーム”によって沈没した実際の事件をもとに、乗組員であったチャック・ギーグによって書かれた手記『白い嵐・アルバトロス号最後の航海』を原作とした1996年公開の映画です。

海は危険な場所

11名の少年達を訓練するアルバトロス号の船長シェルダンは、正に海の男という感じ!

そんな船長は、初めて海に出る少年達に対して反発されるほど程、相当厳しく指導し鍛える…それは、海という未知の世界はそれほど危険な場所で、海の怖さを十分熟知しているからこそ、少年達のために厳しく接しているのです。

海は怖い!危険が待ち受けているゾ。

そんな船長役をジェフ・ブリッジスが船長としての威厳を示しながら見事に演じています。

異常な気象現象!ダウンバースト

本作の原題でもある大嵐の「ホワイト・ストーム」は、当時はまだ解明されていなかった気象現象で、現在では「ダウンバースト」と呼ばれており、竜巻を引き起こす特別な積乱雲から激しい下降流が発生した時、凄まじい破壊力を生じさせます。

『白い嵐』は、この「ダウンバースト」に巻き込まれた帆船と、海の恐怖が描かれます。

伝説の暴風雨!ホワイト・ストーム

17歳のチャックは、親の反対を押し切って海洋学校の訓練航海に参加する。

チャックと同世代の11人の少年たちを乗せた帆船アルバトロス号は、やがて大海原へと出帆する。

ベテランの船長シェルダンは、海の過酷さを説くが17歳の少年たちには現実味のあるものではなく、厳しい訓練にも反発する。

航海訓練中には様々な困難が起きるが、少年たちは船長の指揮の下で事態に対処していくなかで、次第に仲間意識が出来ていく。

無事目的地にたどり着き、帰還の途中バミューダ海域で“ホワイト・ストーム”と呼ばれる伝説の暴風雨がアルバトロス号を襲った……そして、少年たちに悲劇が!

キャスト

ジェフ・ブリッジス、他 キャロライン・グッドオール、ジョン・サヴェージ、スコット・ウルフ、ライアン・フィリップ、ジェレミー・シスト、エリック・マリック・コール、ジェイソン・マースデン、デヴィッド・ラッシャー、バルサザール・ゲティなどが出演。

見どころポイント

本作は『ブレードランナー』『エイリアン』『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』から最近では『オデッセイ』など映画の舞台が宇宙や歴史、戦場が多いリドリー・スコット監督の9作目に当たる青春感動作で、実話の話なので余計心に響きます。

船長が裁判にかけられるシーンで「船長には責任はない」と、少年たちが船長を守る姿がとても感動的!

人生=航海であり、コンパスとなる「自身」の指針を元に、風向きを考えながら どんな時でも前に進んでいくことを教えられます!

作品情報

製作国:アメリカ

監督:リドリー・コット

上映時間:129分

日本劇場公開日:1996年5月18日

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