映画「羊たちの沈黙」を解説。意味不明に感じる人も【評価が分かれる作品】

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羊たちの沈黙のあらすじを解説

サイコサスペンスとしてだけでなく、深い哲学的なテーマを持った『羊たちの沈黙』。

アンソニー・ホプキンスのレクター博士は、映画史上に残る悪人として語り継がれています。

トリビアやメッセージ性を知った上で、この名作をもう1度噛みしめて観るのもいいかもしれません。思わず目をそらすようなグロさや怖さも健在。

ジョディ・フォスターの凛とした可愛らしさと美しさが同居した存在感にも目を奪われる。

そして、アンソニー・ホプキンス演じるレクター博士のカリスマっぷりも素晴らしい。

何より、これだけの時間を経ても色あせない映画という存在の素晴らしさを改めて感じることができた。

『羊たちの沈黙』は、サイコサスペンスとしてわかりやすい物語ですが、映画の本質は違います。
実は本作のメッセージは、オープニングでクラリスが走っていたFBIの訓練用トレーニングコースにすでにはっきりと書かれています。それは、「苦しみ、もがき、痛み、痛みを愛せ(HURT, AGONY, PAIN, LOVE IT)」。

2人の運命

クラリスもバッファロー・ビルもトラウマを抱えていましたが、“痛みを愛して、乗り越え”ようとしたかどうかが、2人の運命を分けました。痛みを愛することができなかったバッファロー・ビルは、猟奇殺人犯になり、一方のクラリスは痛みに向き合い、乗り越えようとFBI捜査官になったのです。

バッファロー・ビルを演じたのは、1957年オハイオ州クリーブランドに生まれたテッド・レヴィンです。
舞台などで活躍していましたが、その後テレビや映画にも出演するようになりました。

特に『羊たちの沈黙』で演じたバッファロー・ビル役が当たり役となり、ハリウッド俳優の仲間入りを果たすことに。

その後も映画やテレビではなくてはならない個性派俳優として活躍しています。

ジョディーフォスターの若い頃の紹介

幼い頃から子役として活躍していたジョディ・フォスターは、4人兄妹の末っ子としてカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。

子役で活躍していた忙しい子ども時代にも、勉学を怠ることはなくアメリカの名門イェール大学に入学し卒業するという才女でもあります。
1976年公開、マーティン・スコセッシがメガホンをとり、ロバート・デ・ニーロが主演を務めた映画『タクシードライバー』のアイリス役で、若干13歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされるなど、その演技力を開花させていきました。
1988年の映画『告発の行方』、そして『羊たちの沈黙』でアカデミー主演女優賞を受賞をしています。

その後もデヴィッド・フィンチャーがメガホンをとったサスペンス映画『パニック・ルーム』(2002年)のメグ役、ロマン・ポランスキーがメガホンをとったコメディ『おとなのけんか』(2012)ペネロピ役など、話題作にコンスタントに出演してきました。

彼女は、連続殺人事件の被害者とその仔羊たちを重ね合わせ、事件を解決することでトラウマを克服しようとしていました。

タイトルの「羊たちの沈黙」は、羊たちの悲鳴が止み、沈黙が訪れることを意味しています。

主人公のクラリスは、最愛の父を亡くした後に農場を営む伯父に引き取られた過去を持っています。

そこで彼女は夜明けに解体される仔羊たちの悲鳴を聞き、その現場を目撃したことがトラウマになっていました。
彼女は、連続殺人事件の被害者とその仔羊たちを重ね合わせ、事件を解決することでトラウマを克服しようとしていました。

そのため、クラリスのトラウマと事件の共通点を見抜いていたレクター博士は、事件解決後「仔羊たちの悲鳴はまだ聞こえるのか?」と問いかけたのです。

レクター博士役のアンソニーホプキンスを紹介

アメリカの人気作家トマス・ハリスによって生み出された連続殺人鬼ハンニバル・レクター。

殺害した人の臓器や肉を食べることから「人食いハンニバル」とも呼ばれています。
『羊たちの沈黙』では、アンソニー・ホプキンスがレクター博士役を怪演。

2003年には『アメリカ映画の悪役ベスト50』の1位に輝き、劇中の「昔、国勢調査員が来た時、そいつの肝臓を食ってやった。ワインのつまみだ」というレクター博士のセリフは『アメリカ映画の名セリフベスト100』で21位になっています。

レクター博士の作品

「羊たちの沈黙」で描かれたハンニバル・レクター博士の過去をドラマシリーズ「ハンニバル」で若い頃が描かれています。

 

 

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