原子力潜水艦の映画『K-19』のあらすじ【ネタバレなし】パニック・アクション

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K-19

見えない海の中で、危機度200%のアクシデントが発生!

ソ連の原子力潜水艦K-19の処女航海は、乗組員128人を恐怖のどん底に突き落とした。

北大西洋の真っ只中で、生死を賭けたパニック・アクションがノンストップで展開する。

目次

原子炉漏れの恐怖!

何らかの事故で、原子炉施設が損壊すると周辺に放射能が漏れだし危険な状態に陥ります。

1986年4月に発生した、ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故は、施設の爆発により高レベルの放射性物質が大気中に放出し、深刻な事態を招きました…HBOで完全映画化!

映画『K-19』は、冷戦時代の1961年にソ連の原子力潜水艦「K-19」が、北海のグリーンランド付近で実際に起こした放射能漏洩事故を映画化した潜水艦ドラマ。

核攻撃と核戦争!

1961年代でも、凄まじい破壊力を持つ原子力は核兵器にも利用され、冷戦時代のソ連とアメリカは競い合うように核兵器の軍備を増強していました。

核弾頭を搭載した潜水艦による敵国への攻撃は核戦争時に最も威力を発揮する為、核弾頭ミサイルの発射シミュレーションや訓練も、米ソ共に繰り返されました。

映画『K-19』は、核弾頭ミサイルの発射訓練中に原子炉の冷却装置が故障し、艦内での放射能汚染の恐怖と、作戦を巡って艦長と副艦長との対立が描かれます!

潜水艦の映画を紹介

艦長と副艦長の対立!

閉鎖空間が舞台の潜水艦映画では、作戦と敵国へのミサイル発射を巡って艦長と副長が対立する作品もあり、更なる緊迫ドラマが展開されます。

映画クリムゾン・タイド(1995年)は、クーデターが勃発したロシアへの核ミサイル発射を巡ってジーン・ハックマン演じる艦長とデンゼル・ワシントン演じる副長との対立と、一触触発の世界の危機が描かれました・・・一発の核ミサイルの誤射による、核戦争の恐怖!

『K-19』は、潜水艦内での訓練・事故、そして艦長と副艦長の対立がメインとなり閉鎖空間での緊張感が最後まで続いていく…。

原潜内で原子炉の溶融が発生!

1961年・米ソ冷戦の最中、ソ連国家首脳部は原子力潜水艦「K-19」の処女航海の艦長にアレクセイ・ボストリコフを任命した。

K-19の副艦長には経験豊富なミハイル・ポレーニンが就き艦は出航。

ボストリコフは、出航後に次から次と部下たちに過酷な訓練を下した。

2人の意見はしばしば対立するが、K-19は次々に困難なテストを成功させていった。

困難なテストを乗り切り乗組員たちは、束の間リラックスするが…。

しかしその直後、艦内の冷却装置のひび割れが判明する!

原子炉は過熱し始め、このままではメルトダウン・炉心の溶融が避けられない…。

ボストリコフはじめ乗組員は、大惨事をくい止めるべくひとつの決断を下すのだった。

映画『K-19』のキャスト

艦長を演じるハリソン・フォードエアフォース・ワン以来5年ぶりのアクション映画となり、沈着冷静な副長を演じるのは『シンドラーのリスト』でアカデミー賞候補となったリーアム・ニーソン

ピーター・サースガード以下、若手スターが演じる乗組員たちの死闘ぶりも注目です。

映画『K-19』は、実話に基づいた作品

本作は1961年の米ソ冷戦時代に起きた実話に基づいて製作され、事件から28年間封印されていたこの物語を5年の歳月をかけ映画化したのは、女性監督キャスリン・ビグロー

映画『K-19』の見どころポイント

本作は潜水艦映画ならではの海中バトルシーンも無い、究極の「人災ドラマ」!

その分潜航シーンや、核汚染の描写がリアルに描かれておりなかなかの緊迫感があります。

主演のハリソン・フォードは、いつも正義役をやっているので今作のような無能で偉そうにしている艦長役は新鮮! 病的なまでの無表情な演技は、実にソビエト的?で似合っている。

映画『K-19』の作品情報

  • 製作国:アメリカ
  • 監督:キャスリン・ビグロー
  • 上映時間:138分
  • 劇場公開日:2002年12月14日
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