映画『クラウド アトラス』のあらすじと原作小説【過去・現在・未来が交錯するSF】

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2013年3月に劇場公開された「クラウドアトラス」の予告編動画は、こちら

悪人として始まったその男の人生は、過去・現在・未来といくつもの時間や空間と交錯し革命を起こしていく!

『クラウド アトラス』は、数奇な体験を経た一人の男が世界を救おうとする姿を、ドラマやSF・アクション・ミステリー・ファンタジーなどさまざまなジャンルを包括した内容で描く壮大な物語。

過去・現在・未来にまたがる6つの時代の物語

本作の舞台は19世紀から24世紀にわたる主人公の男を軸として、波乱に満ちた航海物語・幻の名曲の誕生秘話・原子力発電所の陰謀・人気作家が伝説となる物語・クローン少女の革命家・文明崩壊後の地球の戦いという、6つのエピソードが交錯していくパラレルムービー。

そして、時代も場所も違うそのエピソードは アトランダムに交差するように見えて、実は完璧に計算された順序で描かれていくのだった。

原作の小説について

難解で映画化は不可能?

2013年公開の『クラウド アトラス』は、その壮大さゆえに理解に苦しみ、映画化は不可能とされたデイヴィッド・ミッチェルの小説を原作とし、一見つながりのなさそうな登場人物や時代設定が、順序良く絡み合っているのが見どころ!

異世界の過去や未来を映す迫力ある映像や、人間の欲望を描く深いストーリーなど、ロマンあふれる世界観に圧倒されます!

クラウド アトラスの意味とは?

クラウド アトラスというタイトルは、「雲の地図」という意味だが、日本人の妻を持つ原作者のミッチェル氏が、日本人の作曲家・一柳慧のピアノ曲「雲の表情」の英題 「Cloud Atlas」からつけたタイトルだそうです。

クラウド(雲)をつかむような、全く関わりのないように思える6つのストーリーは時間を超えて新しい未来を作っていくのです。

1人6役を演じたトム・ハンクス

本作で主人公6役をこなした名優トム・ハンクスは、それぞれのキャラクターに合わせた外見のメイクアップと演技で、ある時は金の亡者の医者、ある時は下品でガラの悪いカルト作家、またある時は平和を望むヤギ飼いなどの様々な顔をみせ、これまで「良い人」のイメージで知られるハンクス像を一変させる 暴力的で凶暴な役も演じています。

6役でも同じ魂を共有している

1人6役の外見は違っていても、ハンクスの演じるキャラクターは時代が変わっても同じ魂を共有しており、“生まれ変わりによる輪廻”と魂の変化描かれています。

最初は金のことしか考えていない男が、年月を経るうちに人々との出会いにより変化し、最後には世界を救うまでに至るその過程を、トム・ハンクスは見事に演じています。

更にハル・ベリーやヒュー・グラントもそれぞれの時代で特殊メイクで変身しているのです。

映画のキーワードは「生まれ変わり」

仏教の輪廻思想において、人はその行いにより死後の魂は裁きを受け、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を廻るという輪廻転生の考えがあります。

輪廻転生とは、車の輪が回るように 同じところをぐるぐる生まれ変わり死に変わりすることで、因果応報を引き継ぎながら六道の世界のどこかに転生し、これを繰り返すという思想です。

『クラウド アトラス』は、この“生まれ変わり”をテーマに映像赤物語reru の戦いという性ジャーナリストと出会い、出る。、それぞれの時代の社会問題も織り交ぜつつ六つの物語が語られる

3人の監督で映画化!

『クラウド アトラス』は、映像化が不可能とされたデヴィッド・ミッチェルによるベストセラー小説を、『マトリックス』シリーズの天才監督・ウォシャウスキー姉弟と『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァという3人の監督で映画化されました。

いくつもの“自分”の物語

その初老の男には、時空を超えたいくつもの“自分の物語”があり 自らの波乱に満ちた半生を語り始める。

500年前の1849年・太平洋諸島・・・奴隷売買を託された弁護士ユーイングが島で病にかかり、医師グースは無料の治療を買って出るが金に目がくらんで彼を毒殺しょうとする・・・。

1936年・ユーイングの航海日誌を読む音楽家フロビシャーは父親に勘当され、著名な作曲家の元で夢に見た最高傑作を作曲しようと苦しむが、やがて自分の交響曲を創り始める。

1973年・サンフランシスコ・・・発電所の従業員アイザックはある女性ジャーナリストと出会い会社を裏切ろうとするが、自らの命を狙われる事になる。

他にも、人気作家が伝説となる物語・クローン少女の革命家・文明崩壊後の地球の戦いという、6つの世界と6つの時代を紡ぐ エピソードが語られる・・・。

キャスト

トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、ジム・ブロードベント、スーザン・サランドン、ヒューゴ・ヴィーイング、ジム・スタージェス、ベン・ウィショー、ペ・ドゥナ

など豪華キャストが出演。

独特の世界観とストーリーの仕掛けが素晴らしい!

『クラウド アトラス』には、かなり特殊メイクを施されている俳優もいて、一見しただけでは同一人物が演じているとは とても思えないキャラクターがたくさん登場します。

エンドロールの映像では、それぞれの俳優がどの時代にどんな人物を演じていたかが分かる仕掛けがあるので・・・最後までその仕掛けを、見届けましょう!

作品情報

製作国:ドイツ・アメリカ合作

監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ

上映時間:172分

日本公開日:2013年3月15日

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