戦争を生きるということ~映画「永遠の0」のあらすじ・考察と感想~【出演者を紹介】

絶対に起きてはいけないはずなのに、世界のどこかで必ず誰かが巻き込まれている戦争。かつて日本も、悲惨な戦争のさなかにありました。

今回ご紹介していくのは、戦時中の日本を舞台とした作品「永遠の0」。

今作では、太平洋戦争末期の日本と、それを守るために亡くなっていった兵士と生き残った人々の姿が描かれています。

戦争の中で死ぬとは、生きるとは、どんなことなのでしょう。

今作を実際に鑑賞して、考えてみました。

目次

「永遠の0」の概要とあらすじ

「永遠の0」は2013年に公開された日本の映画です。

特攻で亡くなった祖父の姿を追う青年と、戦争のリアルな姿を描き、高い評価を受けました。

原作は百田尚樹の同名小説です。

主演はV6の岡田准一。

複雑な表情を見せる、優しく強い主人公を見事に演じきっています。

また、三浦春馬井上真央橋爪功といった名優が脇を固めており、見ごたえのある演技で物語に引き込んでくれます。

 あらすじ

2004年を生きる若者の佐伯健太郎は祖母・松乃の死をきっかけに、松乃が再婚であったこと、本当の祖父・宮部久蔵は戦時中に特攻で亡くなっていることを知りました。健太郎と姉の慶子は協力して、宮部の痕跡を追うことになります。

二人は存命中の宮部を知っている人々を探し、話を聞きに回ります。

そこで伝えられる宮部の評価は「海軍一の臆病者」といったさんざんなもの。

意気消沈する二人ですが、その中で他とは違う反応を返してきた人物が二人いました。

一人目の景浦は、宮部を「臆病だ」だといった健太郎に怒り、もう一人の井崎は、生前の宮部のことを詳しく語ってくれます。

井部から見た宮部は、「生きること」を大切にする異端の兵士でありながら、素晴らしい腕前を持つゼロ戦のパイロットだったのです。

映画「永遠の0」考察~宮部久蔵の人物像~

普通に生きることができない。

「生きたい」という人間にとって当たり前の気持ちでさえ罪になる。

それが、太平洋戦争時の日本です。

こんな状況下で「生きる」とは、一体どんなことなのでしょうか。

今作「永遠の0」で描かれる宮部の人物像を追いながら、戦時に生きるということを考えていきましょう。

宮部の人物像は一見複雑です。

「生き残ること」を優先する「臆病者」。

そして「祖国の裏切り者」。

そうかと思えば「勇敢な人物」であり、素晴らしい技巧を有するパイロットで、戦争に欠かせない人物でもあります。

この人物像の揺らぎは、どこからくるものなのでしょう。

それは、戦争という事態が原因となっています。

戦争は、私たち人間の「本能」に近いものでありながら、同じく本能を踏み潰すものです。

闘争本能と生存本能。

これらは、私たちの誰にでもあるものです。

方や闘争本能を掻き立てながら、方や生存本能を無視する。

これが、戦争のあり方です。

太平洋戦争中の日本は、生存本能を極端に無視された状態です。

「生きたい」と言う言葉は禁句であり、国民、特に兵士は「国のために死ぬべき」だと考えられていました。

その中で、宮部は「生きること」を優先していました。

作中でも触れられていますが、戦時中の日本にとってこれは異端であり、異端だと思いこまされていました。

だからこそ、宮部は「臆病者」だと罵られたのです。

しかし井部の言う通り、彼は勇敢な人物でもありました。

その時の情勢に逆らい、自分の意思を貫き通すのはたやすいことではありません。

その辛さは、今を生きる私たちには理解できないでしょう。

戦争を生きるということ。それは、私たちには想像もつかないほど困難なことです。

今作に登場する宮部は創作された人物でありながら、その困難さを身をもって伝えてくれます。

彼の生き方。その人物像。それを深く知ることは、これらかの私たちにとって重要なことだと言えるでしょう。

映画「永遠の0」の感想

戦争を知る人と、ぎりぎりでまだ交流があった私たちの世代。

今作を見ながら、そうした人々から聞いた話が頭をよぎりました。

落下傘部隊で亡くなった人、満州から命からがら帰って来た人の話。

話を聞いているだけでは遠い昔のこととだけ考えていた戦争ですが、いざ大人になり、戦争そのものよりも人々に焦点を置いた作品を鑑賞することで、考え方が大きく変わりました。

戦争に参加していた人は、ただの人間です。今を生きる私と同じ、普通の人間です。

私がもしその立場にたったとして、彼らと同じ決断ができるでしょうか。

戦争は決して起こってはならないことです。

しかし、しかし、巻き込まれたくなくとも巻き込まれるのが戦争です。

ならば、その戦争に巻き込まれたとき、それぞれがどんな判断をするかが重要になるはずです。

そのためには、一旦自分を見つめなおす必要があるでしょう。

映画「永遠の0」は、戦争を考える上で、それに巻き込まれた自分を考える上で、鑑賞する作品の一つだと言えます。

映画「永遠の0」のレビューを調べてみた

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なに!ネトフリみたら永遠の0入ってるやん これは見て見ねば

まとめ

「生きる」ことを重要視し、第一の目標とする異端の日本兵を主人公にした映画「永遠の0」。

彼はなぜ生きることを望み、それでいて特攻隊に志願したのでしょうか。

それは、映画を見てみなければ理解することができません。

今とは違う、戦時中の日本の情勢。そして考え方。物語を理解するためには、これらを正しく知っておく必要があります。

戦争は悲惨なこと。しかし、その事実から目をそらしてはいけません。

映画「永遠の0」は創作ではありますが、戦争を知るための一種の指標となりえるでしょう。

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