「赤い疑惑」は、山口百恵さんの魅力が光るドラマシリーズの傑作です。
独特なキャスティングと、ドラマ製作の裏側に隠された興味深いエピソードが、この作品をただのテレビドラマではなく、時代を彩る文化現象に仕立て上げています
ドラマ「赤い疑惑」の概要・キャスト
1975年秋から1976年春までTBSで放送された、山口百恵主演の赤いシリーズの一つです。
百恵ちゃんが出る時、相手役は、三浦友和。
父親役は、宇津井健。
実の母親役兼パリの叔母様役は岸恵子、友和の母親役などの憎まれ役は、原知佐子。
お約束のキャスティングで、安心して見ることができます~唯一、当時売れっ子でドラマの時間が定時になかなか撮れない百恵ちゃんを疎んで、大女優八千草薫がキレて降板します。
この番組を夢中になってみていた世代は、未だに、八千草の代役になった渡辺美佐子は「とてもいい人」、八千草薫は「根性が汚い人」の印象をもっているはずです。
ドラマ「赤い疑惑」は、全話で何話あるの?
昨今のドラマは、3ヶ月で10~12回で完結するドラマが多いですが、本作は全部で29話あります。
ほぼ半年近くドラマが継続されるので、当時のドラマの影響は、ものすごかったでしょう。
「赤い疑惑」のドラマのロケは、どこ?
海外でのロケで、場所はなんとパリ!
ドラマでは、パリに住む大島茂の妹の理恵(岸恵子さん)が日本に帰ってくる設定になっていますが、実際に岸恵子さんは、フランスに住んでいたそうです。
ドラマ「赤い疑惑」の主題歌は?
山口百恵さんの「ありがとう あなた」がドラマの主題歌になります。
ドラマ「赤い疑惑」のあらすじ
百恵ちゃん演じる幸子は、父親が勤める大学を訪ねます。
その時、大地震が襲うのです。
本来ならば、一般人立ち入り禁止区域の放射線科に百恵ちゃんは紛れ込んでおり、その時転がってきたカメラのフィルムサイズの何かを触ってしまうのです。
そのフィルムのような物体は、コバルト60という放射線物質でした。
放射線物質を素手で拾ったことにより、百恵ちゃんは被爆してしまいます。
速攻で白血病を発病してしまうのです。
当時は、白血病は不治の病。
彼女に告げられた病名は「再生不良貧血」、治療ができて完治するかもしれないという希望を持たせるためです。
大混乱の放射線科ブースから彼女を助け出した、友和=光夫さんと彼女は、すぐに恋に落ちます。
しかし、それは許されない恋でした。
なぜならば、彼女の本当の母親は、パリの叔母様こと岸恵子であり、そのお相手は光夫の父親。
つまり、二人は実の兄と妹だったのです。この事実を、先に友和は知ってしまいます。
苦しい胸の内を隠して、百恵ちゃんを「兄として」愛し続けていくのです。
現代のように、「あら、妊娠しちゃった」という物語は当時とても少なく、すべての恋愛は指一本触れないプラトニックだったからこそ、脚本的には問題はなかったのでしょう。
さらに、被爆者になった百恵ちゃんの髪の毛も眉毛も抜けない強靭な肉体。
ツッコミどころ満載なのです。
この物語を平成の御世になって再び見ることになります。
もちろん、百恵&友和の再放送ではなく、「冬のソナタ」という一時代を風靡した韓流ドラマで、です。
見事なストーリーのパクリ。
「赤い疑惑」ストーリーは、これからも手を変え品を変えて、いろんなドラマでパクられていくことでしょう。
また再会できるのを期待します。
「赤い疑惑」のレビューを調べてみた
赤い疑惑かな?後どのくらい〜愛されますか?🎶𓂃 ⸒⸒ ⸒⸒あの私、ドラマのLP買いましたよ✌️
やっぱり山口百恵の主演ドラマ 赤いシリーズ。あたいは「赤い疑惑」が好き
そこでまた別方向に読み物増やしそうな案件なんだけど、ドラマのノベライズってどうなんだろう?「空から降る一億の星」とか「赤い疑惑」とか兄妹らしいので気になる
いや、ムックン オール阪神巨人さんに所属したり 西川きよし師匠とも コンビ組んでたんかいwwwwww ドラマ 赤い疑惑の主役っていうけど 宇津井健さんポジションかも 知れないな😂 適当な回答過ぎてドイヒーwwwwww コサキン…
ドラマ「赤い疑惑」のリメイク
2005年に石原さとみさん、藤原竜也さんの2人でリメイクが行われており、ゲスト出演としてトラック運転手役の三浦友和さんが出演している。
赤いシリーズ「赤い運命」の記事もありますので、気になる方は参考にしてみてください。
コメント
コメント一覧 (1件)
八千草さん突如降板は残念でした。
結構いい役だったのにね。