映画『怒り』の真犯人は？あらすじやキャスト、【ネタバレ】元になった事件についても解説 2023 12/10 邦画 広瀬すず 2023年4月1日2023年12月10日 当ページのリンクには広告が含まれています。 映画『怒り』は、凄惨な事件を背景にした、息をのむようなサスペンス作品です。 実際の事件を元にした吉田修一の小説を原作とし、千葉、東京、沖縄の3つの地域で展開するドラマが見事に交錯します。 各地域で起こる事件が繋がり、真犯人の謎が徐々に明かされる様子は、観る者を深く作品の世界に引き込んでいきます 目次2016年に劇場公開された『怒り』の予告編動画は、こちら </noscript><iframe width="560" height="315" data-src="https://www.youtube.com/embed/G2C9g_1hG1w" title="妻夫木が綾野剛にまたがり強引キス…映画『怒り』予告編第2弾" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen class="lazyload" > 長い時間が経っていたとしても、凄惨な事件は人の記憶に残るものです。 子供の頃に、何度もニュースで取り上げられていた事件の記憶がある人も多いことでしょう。 その中でも、１人の女性を殺してから2年以上もの間、逃亡を続けていた「市橋達也」が起こした事件は有名です。 事件そのものを覚えていなくても、この名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。 今回ご紹介していく映画『怒り』は、この事件がモデルとなった作品です。 この記事ではあらすじやキャスト、モデルとなった事件について解説していきます。映画版での真犯人を含むネタバレもありますので、未見の方はご注意ください。 映画『怒り』の作品概要 映画『怒り』は、2016年に公開された日本のサスペンス作品です。 実際に起こった事件を元にした吉田修一の小説『怒り』を原作としており、日本を代表する名俳優たちを起用したことからも話題となりました。 今作は、「千葉」・「東京」・「沖縄」の3つの地域で起こる物語が交差する形で進んで行きます。それぞれの地域でドラマがあり、それらのドラマが本筋に繋がる様子は素晴らしいもの。 見ていくうちに、どんどん作品の中に引き込まれてしまうでしょう。 リンク 映画『怒り』のあらすじ 東京の八王子で、一組の夫婦が殺される事件が起きました。 この事件はマスコミで盛んに報道され、世間の注目を集めています。 しかし、犯人と目される山神一也は逃亡を続け、1年もの間姿をくらましていました。 そんな中、千葉・東京・沖縄の３つの県で、素性がよく分からない3人の男たちが、地域の人々とそれぞれの関係性を作り上げていました。 千葉にいるのは、男手一つで娘を育てた洋平の元で働く田代。田代は、洋平の娘・愛子と惹かれ合います。 東京では、ゲイの優馬とハッテン場で出会い、同棲することになる直人。 沖縄では、無人島に暮らすバックパッカーの田中。 彼らは皆、自分のことについて詳しく語ることはありません。 しかし、それぞれが魅力を持ち、自身を取り巻く人の中に溶け込んでいくのです。 そして何より、彼らは警察が公開して「整形後の山神一也」にそれとなく似ていたのです。 映画『怒り』をAmazonプライムで視聴 映画『怒り』のキャスト＆人物紹介 千葉編 槙洋平（演：渡辺健）……千葉県の漁協で働く男性。妻を亡くし、娘の愛子と２人暮らし。愛子のことを「少し変わっている」と表現している田代のことを高く評価している。 槙愛子（演：宮崎あおい）……洋平の娘。家出をして歌舞伎町の風俗店で働いたが、洋平に発見され家に連れ戻される。田代との交流を続ける内に、お互い惹かれあっていく。おそらく発達障害。 田代哲也（演：松山ケンイチ）……愛子が家出中に千葉に現れ、洋平の元で働きだした男性。はっきりとした素性は不明。愛子と惹かれ合い、恋愛関係になるが…… 東京編 藤田優馬（演：妻夫木聡）……一流企業で働くエリートサラリーマン。ゲイであり、ハッテン場で出会った直人と共に暮らすようになる。入院中の母がおり、頻繁に見舞っている。 大西直人（演：綾野剛）……優馬と共に暮らすようになったゲイの男性。素性が良く分からず、頬に3つのホクロがある。優馬の母の話し相手を務めるが…… 沖縄編 小宮山泉（演：広瀬すず）……母親と共に、沖縄県に引っ越してきた少女。辰哉と仲良くなり、一緒に無人島を訪れた際に田中と出会う。辰哉からは好意を寄せられている。 知念辰哉（演：佐久本宝）……沖縄の少年。両親は沖縄で民宿を営んでいる。泉のことが好きで、田中とも交流を深めていく。 田中信吾（演：森山未來）……沖縄の無人島で暮らす、バックパッカーの青年。素性は不明ながら辰哉の母に器用さを買われ、民宿で働くこととなった。人当たりは良いが、不思議な行動をすることがある。 市橋達也の事件が『怒り』元ネタか？ 一定の年齢であれば、2007年に市橋達也が起こした殺人事件「リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件」を覚えている人も多いことでしょう。 この事件では、被害者の女性の死体が、犯人宅のベランダにある浴槽に隠されていたことや、犯人の整形、捜査網をかいくぐり長期間に渡って逃亡生活を送ったことなど、特徴的な事例が数多く上げられます。 ニュースでも盛んに取り上げられ、世間の注目の的でした。 今作『怒り』は、この事件を元にして作られた作品です。 作中の随所には、市橋達也の逃亡中の行動を模した描写が取り入れられています。 勿論、小説及び映画である今作は、事件を元にしたフィクションです。 現実とは異なる脚色が作中に取り入れられており、ドキュメンタリー的な見方はできません。 しかし、「本当にあった事件」を下敷きにしているだけあり、物語の奥行や重厚感は凄まじいもの。 俳優陣の名演技も相まって、リアリティのある群像劇を見ることができます。 特に、渡辺健や宮崎あおいが演じる千葉編は、「親と子」という立場にある人の心に刺さる名シーンの連続と言えるでしょう。 映画『怒り』の真犯人とは？（ネタバレあり） この項は重要なネタバレがありますので、今作を未見の人はご注意ください。 今作のモデルになった事件の概要を知れば、今作の真犯人の目星は尽きます。市橋達也は逃亡中にかなりの期間に渡って、沖縄の無人島で生活しています。 これに当てはまる人物は誰でしょうか。 今作の真犯人は、沖縄編で登場した田中信吾です。 彼は一見人当たりが良いものの、底の見えない不気味さがあります。 彼を取り巻く2人の少年少女から見て、世慣れした大人の男性の様でありながら、明らかに浮世離れしているのです。 しかし、田中は千葉編・東京編で登場する2人に比べ、明らかに饒舌です。 自分から周囲に溶け込もうとする様子もあり、一番犯人からは程遠いように思えます。 その分、田中が本性を現すシーンは衝撃的なもの。 民宿で暴れる様は勿論ですが、その後、無人島で辰哉と対面する場面では、危険極まりない雰囲気に満ちています。 これはまさに、森山未來の演技の成せる業と言えるでしょう。 映画『怒り』まとめ 吉田修一の同名小説を映画化した作品『怒り』についてご紹介してきました。 今作は、さまざまな人の思いが絡まる、3つの地域をまたぐ群像劇です。俳優たちの演技はそれぞれ素晴らしく、見ごたえのあるドラマを見ることができます。 激しく心動かされるようなシーンも数多く、観賞中は常に画面にくぎ付けになってしまいます。 ぜひ、普段サスペンス作品や邦画を見ない人におすすめしたい作品の１つです。 邦画 広瀬すず よかったらシェアしてね！ URLをコピーしました！ URLをコピーしました！ コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ
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