怖い映画「ミッドサマー」を解説:やばい性の儀式で本当にやってる?

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ミッドサマー

ミッドサマーは本当にやってるのか疑問に思う人もいるでしょう。

映画『ミッドサマー』は、主人公ダニーと恋人クリスチャンがスウェーデンの村で体験する恐ろしい儀式を描いたホラー作品です。

監督アリ・アスターが手がけるこの映画は、観客を驚かせるシーンがたくさんありますが、実際にはフィクションであり、実際のスウェーデンの夏至祭はこんなことは行われていません。

しかし、舞台となる北欧の文化や風習を参考にしながら、アスター監督の独自の世界観を楽しむことができます。

目次

2019年6月に劇場公開された「ミッドサマー」の予告編は、こちら

その祭りは、90年ごとに開かれる夏祭り…ミッドサマー(夏至祭)。

異様に明るく、異常に楽しく、そして狂気に満ちた白夜の祝祭がはじまる。

ホラー映画の新鋭アリ・アスター監督が贈る、トラウマ級のフェステバル・スリラー。

映画「ミッドサマー」は、R指定の年齢制限

性の儀式などのやばいシーン

ホラー映画という事もあり、少しばかり刺激的なシーンもあるためR-15指定となっています。

また、性の儀式のシーンやなどもあり、気持ち悪いと感じるかもしれません。

『ミッドサマー』の意味

原作は、「Midsommar」(スウェーデン語)

スゥエーデン語のスペルで「Midsommar」、英語だと「Midsummer」でつづりが異なる。

スウェーデン語で夏至祭(ミィドソンマル)を意味しており、アリ・アスターが監督・脚本を務めた。

映画『ミッドサマー』の背景

映画『ミッドサマー』のストーリーは、アメリカからスウェーデンの村を訪れた主人公ダニーと彼女の恋人クリスチャンが、祝祭で行われる謎の儀式に巻き込まれるというものです。

ダニーは家族の悲劇で心に傷を抱えており、クリスチャンもダニーとの関係に悩んでいた。そんな中で、スウェーデンへの旅が2人にとっては自分たちの運命に直面することになる。

村で出会う変わった人物たちや驚くべき儀式を経て、ダニーとクリスチャンの関係は最後にどのような形になるのか見守ることになります。

スウェーデンの夏至祭に基づく性の儀式

映画『ミッドサマー』はスウェーデンの夏至祭をモチーフにしていますが、実際の祭りとは大きく異なります。

スウェーデンの夏至祭は民間信仰に基づくもので、太陽の力を祝うことが主な目的です。

しかし、映画ではこの祭りを通じて性や死に関わる儀式が描かれており、観客に恐怖と興味を抱かせます

映画の中で描かれる儀式や信仰は独自のものであり、実際のスウェーデンの風習とは異なる点が多く存在します

監督アリ・アスターの緻密な描写

映画『ミッドサマー』の監督アリ・アスターは、映像表現やストーリー展開において非常に緻密な描写を行っています。

彼は観客の感情を巧みに操り、恐怖と興味を引き出す手法を知っています。

また、彼独自の美意識が作品に色濃く反映されており、ホラー映画でありながら美しい映像が印象的です。

アスター監督による映画『ミッドサマー』は、視覚的な恐怖と心理的な恐怖を同時に味わうことができる作品となっています。

映画「ミッドサマー」の撮影場所

性の儀式が行われるホルガ村

本作での夏至祭りは、スゥエーデンで撮影されているが、アメリカの学生が留学先の故郷のスゥエーデンでのお祭りに招かれる事から始まる。

実際の俳優陣は、イギリス人、スゥエーデン人、ハンガリーの方が多い。

「ミッドサマー」の明るくて気持ち悪い祝祭

明るい太陽、美しい花々、優しい住人、その村の祝祭は楽園のような幸せに満ちている。

という…前半の明るく楽しい映像は、後半から不穏な空気が漂い始めてからホラー開始!

どこまでも明るい雰囲気のなかで、ゾクゾクとするカルト的な祝祭が進行していくのです。

ホラー映画といえば、闇の恐怖と不気味なトーン、血と肉片が飛び散るシーンなどが定番となっているが、本作は太陽が沈まない北欧の白夜という季節のなかで狂気が展開する「明るい陽ざしホラー」となっています。

ホラーの新鋭 アリ・アスター監督

本作はトラウマ描写満載のホラー映画『へレディタリー/継承』(2018)で、衝撃の長編デビューを果たした30代の新鋭アリ・アスター監督の第2作目。

へレディタリー/継承』は、サンダンス映画祭でプレミア上映された直後から絶賛され、不穏な演出と、そのトラウマ級の怖さから現代ホラー映画の頂点とも評されました。

第2作目となる『ミッドサマー』は、アスター監督が脚本と監督を務め、降り注ぐ光や鮮やかな極彩色で “美しいのに恐ろしい”という新たな世界観を作り上げ、妄想と不安・恐怖とトラウマを交えた異色のスリラーに仕上げています。

ミッドサマーは、実話なのか??

映画の舞台となる「ホルガ村」は、実在するのでしょうか?

公式サイトに”ホルガ村は、存在しません”と記載されており、実在しません。

しかし、ホルガと言われる村は、スゥエーデンに実在します。

また、こんな事を聞いてしまうと気になってしまうところです。

撮影秘話!アリ・アスター監督が明かす制作過程

アリ・アスター監督は『ミッドサマー』の制作過程について、様々な撮影秘話を明かしています。

彼は特に、撮影においてスウェーデンの村でのリアリティを追求し、その土地の文化や祝祭のリサーチに力を入れました。

また、出演者たちと共に実際に北欧の夏を体験しながら、独特の雰囲気や神秘的な要素を作品に取り入れることに成功しています。

その結果、映画の中には鮮烈な映像やストーリーが描かれており、様々な話題を提供しています。

スウェーデンの村での撮影

『ミッドサマー』の撮影は、スウェーデンの村で行われました。この美しい村での撮影は、映画に独特の雰囲気を与えており、登場人物たちがその土地の文化や祝祭に触れ合いながら物語が進んでいく様子がリアルに感じられます。

また、スウェーデンの村での撮影を通じて、出演者たちはロケ地での体験を通じて役柄に寄り添い、その演技力が引き出されています。

北欧の文化と祝祭をリサーチ

映画『ミッドサマー』では、北欧の文化と祝祭が非常に重要な要素となっています。

そのため、アリ・アスター監督はリサーチに力を入れ、作品においてその独特の世界観を表現しています。

映画の中では、北欧の祝祭や文化を体験しながら、登場人物たちが自分たちの人間関係や恐怖を乗り越える様子が描かれており、観客に様々な感情を呼び起こす作品となっています。

俳優たちの肉体的・精神的挑戦

映画『ミッドサマー』は、アリ・アスター監督によるホラー作品で、登場人物たちの肉体的・精神的な挑戦が描かれています。

スウェーデンの神秘的な村で行われる夏至祭に参加したアメリカの大学生たち、特に主人公ダニー(フローレンス・ピュー)と恋人クリスチャン(ジャック・レイナー)を中心に、彼らが体験する恐怖が繰り広げられます。

俳優たちの演技力が際立つシーンがあり、特にアリ・アスター監督は精神的に追い詰められるような演出が得意です。

そのため、彼らの表情や感情の変化がリアルで、観る者も同じ気持ちを味わいます。

また、映画の中で展開される数々の儀式シーンには、非常にグロテスクな描写が含まれており、演じる俳優たちは肉体的な負担も強いことでしょう。

本作は、観る者に”肉体的・精神的挑戦”をさせるだけでなく、俳優たちが果たしたその挑戦にも感動させられる作品です。

「ミッドサマー」のあらすじ

 家族全員を不慮の事故で失った大学生のダニーは、深い悲しみに落ち込む…。

そんなダニーを励ますため、恋人のクリスチャンと彼の仲間たちは5人でスェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の夏至祭(ミッドサマー)”を訪れる。

人里離れたホルガ村は美しい花々が咲き乱れ、白夜で太陽が沈まないその村の住人は陽気に歌い踊り、楽園のように思えた。

フレンドリーな村人たちは、ダニーたちを歓迎し祭りに参加することを許してくれた。

そして村に伝わる「浄化の儀式」が始まった頃から、ダニーは徐々に違和感を感じ、村に異様な雰囲気が漂うことに気づいていく…。

やがてその不安は少しずつ膨れ上がり、世にも恐ろしい事態へと発展していく!

果たして、幸せそうな村人たちの狂気の祭りとは??

「ミッドサマーディレクターズカット」と通常版の違いは、モザイク?

通常版よりも23分長くなっています。また、通常版ではモザイクなどが除去されており、見えない箇所も見えるようなっています。

会話のシーンなどが随所で追加されており、深く作品を知りたい方にはこちらをおススメします。

興味のある方は、ディレクターズカット版を視聴するのもよいかもしれません。

「ミッドサマー」のキャスト

『ミッド サマー』のおじいちゃんは、世界で一番美しい少年

 主人公のダニー役を『ファイティング・ファミリー』のフローレンス・ピューが演じるほか、『トランスフォーマー ロストエイジ』のジャック・レイナー、『パターソン』のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、『レヴェナント 蘇えりし者』のウィル・ポールターらが顔をそろえています。

そして、『世界で一番美しい少年』のビョルン・アンドレセンも出演しています。

「ミッドサマー」の見どころポイント

 本作はダークな映像で恐怖の世界へと誘うホラー常識を覆した、太陽サンサンの「明るい陽ざしホラー」…そんなに怖くはないが、その代わり物凄く不気味で、薄気味が悪い!

しつこいくらいに明るく美しい映像は、密かに忍び寄る悪夢や衝撃的なクライマックスをより一層引き立たせています。

その薄気味悪さは、トラウマ級! とびっきり嫌~な味わいを求める方にオススメの作品。

本作の見どころ!シーン別に解説

映画『ミッドサマー』には数々の見どころがあります。

まず、北欧の美しい自然や村の風景が魅力的です。

また、登場人物たちの衣装や儀式の小道具など、細かいディテールにも注目してみてください。

そして、何よりもダニーとクリスチャンの恋愛関係の行方が気になるところです。

2人の関係は次第に変化し、それぞれに遭遇する様々な出来事が物語に深みを与えています。

さらに、衝撃的なシーンも多く登場するため、観ている間は驚きと恐怖で胸がすくこと間違いなしです。

興味深い作品である『ミッドサマー』は、観る人の心に強烈な印象を残すことでしょう。

ホラーとカルトの融合

映画『ミッドサマー』はホラーとカルトの融合として、観客に強烈なインパクトを与えました。

その内容は、シーンごとに緻密に描かれた儀式や登場人物たちの恐ろしさが脳裏に焼き付きます。

主人公ダニーとクリスチャンは、スウェーデンの村で行われる祝祭に参加することになります。

この祝祭は、夏至を祝うイベントであり、そこにはアメリカからの大学生たちも同行します。

しかし、村での出来事が次第に恐怖へと変わっていく中で、カルト的側面が強く描かれます。

そのため、徐々に狂気と恐怖が融合し、登場人物たちの心理が揺れ動く様子が伝わってきます。

男女主人公の心理描写

映画の中で、ダニークリスチャンの心理描写は非常に重要な要素となっています。

ダニーは家族との悲劇を乗り越え、恋人クリスチャンと共に祝祭に参加することで自分自身の再生を求めます。

一方、クリスチャンはダニーに対する責任感から祝祭に同行するものの、その気持ちは次第に彼の心に重圧となります。

また、祝祭での出来事が彼らの恋愛関係に裂け目を生む要因となり、お互いの心理の変化がドラマの中核を担っています。

美しい映像と音楽が狂気を引き立てる

映画『ミッドサマー』では、美しい映像と音楽が狂気をより引き立てる要素になっています。

スウェーデンの美しい風景や独特の花々が映し出され、その美しさは観る者の心を捉えます。

しかし、その美しさとは裏腹に、恐怖の手が忍び寄っている様子が描かれており、観客はそのギャップに驚かされます。

また、音楽も独特の響きがあり、映像と融合して狂気をより一層引き立てる要素となっています。

ネタバレ!意味深なラストとは?

『ミッドサマー』のストーリーは、夏至祭に参加したダニーたちが、次々に奇妙な出来事に遭遇し、村の秘密を解明していくというもの。

しかし、最後に待っているのは、意味深で驚くべきラストです。

ネタバレになりますが、ダニーは祭りの女王に選ばれ、最後の儀式の選択権を与えられます。

彼女が選ばれた理由は、そこにいる村人たちとの”繋がり”を感じ取り、自らもその中に溶け込むことができるから。

その選択によって、映画は一気に盛り上がりを見せ、最終的にどのような結末を迎えるのか必見です。

監督は、映画に込めた意味を語っていますが、それでも解釈が広がる作品です。観る者によって感じる恐怖や、登場人物たちへの共感が違うため、友人や家族との鑑賞後に考察するのも楽しいでしょう。

ダニーとクリスチャンの運命

映画の中心人物であるダニーとクリスチャンの運命は興味深いものです。

ダニーは家族を失った悲しみから、恋人とスウェーデンへ旅立ちますが、次第に彼女は村の文化に触れることで、自分にとって何が大切かを見つめ直します。

一方、クリスチャンはダニーとの関係に疲れを感じていますが、村で見聞きすることによって、自らの矛盾や弱さに直面します。

監督は、彼らの成長や変化を通して、恐怖と共存する現代社会の在り方に問いかけます。

二人の運命がどのように変わっていくのか、観る者には考えさせられるものがあり、映画が終わった後も印象に残るでしょう。

映画のテーマとメッセージ

『ミッドサマー』のテーマは、恐怖や狂気に満ちた、現代社会が忘れているような古代の文化や神話に触れることです。

また、性や死、家族・コミュニティといった普遍的なテーマも見られます。

監督が伝えたい主要なメッセージは、「恐怖との友好」と「過去の文化を見直す重要性」でしょう。

映画の中で、登場人物たちは恐怖に立ち向かい、受け入れることを学びます。

また、村の古い儀式や信仰は、現代にも通じる普遍的な価値があります。

映画を通して、観る者も文化や歴史に興味を抱くきっかけになることでしょう。

『ミッドサマー』総まとめ: 恐怖と狂気の世界への誘い

『ミッドサマー』はアリ・アスター監督が描く恐怖と狂気の世界で、現代社会を見つめ直すキッカケを与えてくれる作品です。

登場人物たちの肉体的・精神的挑戦が描かれ、意味深なラストが印象的。

ダニーとクリスチャンの運命や映画が伝えるメッセージも魅力的です。

興味を持った方は、ぜひ映画を鑑賞して、その世界観を味わってみてください。

あなたもきっと、恐怖と狂気の世界への誘いに応えられることでしょう。

映画「ミッドサマー」のレビューを調べてみた

ミッドサマー初日に鑑賞中、カップルが多いなと思ってたら、 「傷心中の彼女がスェーデンの田舎のお祭りに参加し、そこで彼氏と仲直りをするラブストーリー」かのように宣伝されたのを真にうけた来場者が多数いたらしい。 まぁ、あながち間違ってはいないんだけど、半数は…

映画館で見て1番良かったの、ミッドサマーだったな… 早くアリアスター新作欲しい🥹🥹 アレより感動することあるのかな

ミッドサマー⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️あれ大好き

映画「ミッドサマー」の作品情報

  • 製作国:スウェーデン・アメリカ合作
  • 脚本・監督:アリ・アスター
  • 上映時間:147分
  • 日本公開日:2019年6月18日
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