皆さん事件です!韓国のトップスターファン・ジョンミンさんが、本日誘拐されました。
『人質』は、主演ファン・ジョンミンにして、主人公ファン・ジョンミンが、実名で誘拐事件の人質となった韓国のトップスターの脱出劇を描いたリアル・サスペンス。
韓国のトップスターが拉致された!
記者会見からの帰宅途中、韓国のトップスターファン・ジョンミンが その夜拉致された!
パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したジョンミンは、自分が大金目当で誘拐されたことを知る。
しかも、ゲームを楽しむように彼を誘拐した若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件を起こした凶悪集団だった!
犯人を騙さなければ殺される
彼らの情け容赦ない脅迫におどかされながらも、ジョンミンは必死に脱出策を模索する。
犯人を騙して逃げるしかない・・・騙さなければ殺される! 俺の唯一の武器は”演技”だ。
しかし冷酷なギワン率いる誘拐グループは、大規模な捜査を繰り広げる警察を翻弄して暴走、また暴走を繰り返す。
やがて渾身の“熱演”で一か八かの賭けに打って出たジョンミンは、誰も想像できない“クライマックス”になだれ込んでいくのだった…脱出を賭けて人生最大の“演技”が始まる!
迫真のリアル・サスペンス
『人質』は、タイトルから察せられる通り誘拐のクライム・ムービーであるが、“まさか~”と耳を疑うようなサプライズの設定が施されている。
本作は、主演ファン・ジョンミンにして、主人公ファン・ジョンミン・・・ すなわち韓国映画界を牽引する大物俳優が、誘拐事件の人質となったトップスターをそのまま実名で演じた、前代未聞の“リアル”サスペンス・アクション!
まさに映画そのものが、SNS時代の世間を騒がす“緊急重大ニュース”なのです!
ファン・ジョンミンは、多彩なキャラクターに挑戦してきた
韓国俳優ファン・ジョンミンは『哭声/コクソン』『アシュラ』など、出演作ごとに全く違う顔を見せ、強烈なインパクトを残して来た演技派です。
ファン・ジョンミンは、『将軍の息子』(1990年)で映画デビューし『ユア・マイ・サンシャイン』(2005年)で青龍映画賞の主演男優賞を受賞し、一躍注目を集めました。
その後『新しき世界』で2度目の主演男優賞を受賞、『国際市場で逢いましょう』は韓国の観客動員数1400万人を超える大ヒット作となり一躍国民的俳優となります。
韓国では、これまで彼の主演作の累計観客動員が1億人を超え“1億俳優”とも呼ばれ、『ベイビー・ブローカー』のソン・ガンホなどと並ぶトップスターです。
スクリーンでタフなヒーローを演じるかっこいいスターも、実生活では悩みや弱さを抱える一人の人間にすぎないのです。
その点においてもリアルに描いた本作では、哀れに拘束されたジョンミンが若者グループに蔑まれ、ボコボコにされるまさかの絶句シーンが続出し、これが演技かと思う程です。
それでも最後まで希望を捨てないジョンミンが、持ち前の“演技力”を武器に誘拐犯はおろか観客までも騙し、すきあらば命がけの反撃を試みる姿からは目が離せない
『人質』あらすじ
みなさん、緊急ニュースです!
韓国のトップスター、ファン・ジョンミンさんが、本日誘拐されました!!
ソウルで、新作映画の記者会見に出席した、韓国の国民的スターファン・ジョンミンが、その夜 人気のない路地で何者かに連れ去られた。
ジョンミンは、パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したが、自分が身代金目当ての一味に誘拐されたことを知る。
しかも、彼を誘拐した若者5人は、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件を起こした凶悪集団だった。
情け容赦ない脅迫に屈して身代金5億ウォンの支払いを約束したジョンミンは、同じ部屋に監禁されている少女ソヨンを励ましながら、必死に脱出策を模索する。
こうなったら、犯人を騙して逃げるしかない・・・俺の唯一の武器は”演技”だ。
しかし狡猾で、残酷なギワン率いる誘拐グループは、大規模な捜査を繰り広げる警察を翻弄して暴走また暴走を繰り広げる。
やがて渾身の“熱演”で一か八かの賭けに打って出たジョンミンは、誰も想像できない“クライマックス”になだれ込んでいくのだった……命がけの脱出劇がはじまる。
キャスト
ファン・ジョンミン、イ・ホジョン、キム・ジェボム、イ・ユミ、リュ・ギョンス、チョン・ドヨン、金在範、リュ・スンドム、チュ・ジフンなどが出演。
観客も見事に騙される?
劇中で、捕まり拘束されたファン・ジョンミンが、持病のため心臓の薬が欲しいと犯人に懇願する場面があります・・・このシーンで彼は白目を剥きヨダレをたらし失禁してしまうため、さすがに慌てた犯人が拘束を解くのだが、なんと!これが全て彼の”演技”なのでした。
果たしてどこまでが演技なのか、それともリアルなのか・・・さすがの演技派俳優さんです。
後半では、警察とのカーチェイスあり、爆弾による爆破シーンあり、格闘シーンありと盛り上がりを見せ、終盤まで緊張が途切れない・・・あの手この手で見せる面白い映画です!
作品概要
製作国:韓国
監督:ピル・カムソン
上映時間:94分
劇場公開日:2022年9月9日
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