この記事は、スティーブン・スピルバーグ監督による2002年の映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』について紹介しています。
映画は、実在した詐欺師フランク・アバグネイル・ジュニアの少年時代から彼が詐欺師としての活動を始める経緯を描いており、FBI捜査官カール・ハンラティに追われる物語が展開されます。
映画は、レオナルド・ディカプリオがフランクを、トム・ハンクスがカール・ハンラティを演じています。
2003年公開の『キャッチミーイフユーキャン』の予告編動画は、こちら
16歳のフランク・アバグネイルは、その天才的な頭脳とチャーミングな魅力で巧みにパイロットや弁護士になりすまし、偽造小切手を用い全米各地で豪遊する。
ところが、FBIの敏腕捜査官カール・ハンラティが偽造小切手の犯人逮捕に乗りだし、世界を股にかけた2人の長い“追いかけっこ”が始まった!
悲劇の始まり
1960年代のアメリカ・・・順風満帆に生活していたアバグネイル家に、突如悲劇が訪れた。
フランクの父が事業に失敗し多額の負債を抱えてしまい、その結果両親が離婚してしまう。
両親の離婚にショックを受けた16歳のフランク・アバグネイルJr.は家出し、単身ニューヨークへ渡った。
その男天才詐欺師
やがて、お金に困った彼はその天才的な頭脳とチャーミングな魅力で巧みにパイロットや小児科の医師、弁護士になりすまし、偽造小切手を乱用しながら全米各地で豪遊する。
やがては400万ドル(約4億円)の資産を抱えるまでになった。
ところが、FBIの敏腕捜査官カール・ハンラティが乱用された偽造小切手の犯人逮捕に乗りだし、世界を股にかけた2人の長い“追いかけっこ”が始まった!
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 は、実話?
キャッチ ミー イフ ユー キャンの魅力
キャッチ ミー イフ ユー キャンは、フランク・アバグネイルの驚異的な詐欺師キャリアに基づく実話です。
スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、レオナルド・ディカプリオがフランクを演じています。
驚きとスリルに満ちた彼の逃亡劇は多くの人々を魅了し、映画は世界中で大ヒットしました。
フランクが扮する様々な職業や、彼の巧妙な手法は、観る者を次々と驚かせます。
映画は、一人の若者がどのようにして法を操り、何度も抜け目なく逃げ切るかを描いています。
実話に基づくキャッチ ミー イフ ユー キャンのストーリー
キャッチ ミー イフ ユー キャンは、1960年代に実際に起こった出来事に基づいています。
フランク・アバグネイルは16歳で家を出て、21歳までには2,500万ドルを偽造し、パイロット、医師、弁護士など、さまざまな職業を偽装して生活していました。
彼の驚くべき手腕と、性格の魅力は多くの人々を欺いたのです。
しかし、その一方でFBIは彼を追い詰めていきます。
映画では、トム・ハンクスが追跡するFBI捜査官を演じており、猫とねずみのような追跡劇が展開されます。
実話に基づくこの物語は、非常識な才能を持つ若者と法の狭間を描く、興奮と感動を誘う作品に仕上がっています。
このストーリーは、成功には多くの道があること、そして法を犯して得た成功は決して続かないことを教えてくれます。
フランクの人生は、結局のところ、彼自身の才能を正しい方法で使うことによってのみ、本当の意味での成功を手に入れました。
彼は後にFBIのために働き、自身の知識を正義のために使いました。
この実話は、犯罪に手を染めることなく、自分自身の才能や能力を最大限に活かす重要性を示しています。
鬼さんこちらのゲームが始まる!
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、スティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた犯罪コメディで、あまりにも大胆過ぎて誰もがコロッと騙されてしまう、実在した詐欺師を描いています。
タイトルのキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(Catch me if you can)は、「できるものなら捕まえてみろ」という意味で、英語圏で鬼ごっこを始める際の掛け声で、 日本語で言うところの「鬼さんこちら」にあたります。
これは真実に基づいた物語
1964年から1967年にかけて、彼はパンナム航空のパイロットになりすまし、320万キロの空をただ乗り、それだけでなく大学病院の小児科主任医師を務め、更にルイジアナ州では検事補佐、逮捕時には犯罪史上最も若い大胆不敵な詐欺師と言われ、26カ国と米国全50州で、小切手偽装で得た総額は400万ドル(当時で約4億円)となりました。
実在した天才少年詐欺師
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、名優レオナルド・ディカプリオが演じる天才詐欺師と呼ばれた「フランク・W・アバグネイル・Jr」の少年時代から始まり、どういう経緯で彼が詐欺師になったのか、どうして天才詐欺師と呼ばれるようになったのか?・・・そしてその後のお話が描かれています。
偽造小切手の手口
彼の手口は、まず町の文房具屋で小切手帳を買い、ホビーショップでパンナム機の模型キットを買う。
そして転写機で、パンアメリカン航空という文字とロゴを小切手面に写し、金額と受取人としての自分の名前、支払い銀行としてチュースマンハッタン銀行名をタイプする。
これで小切手の金額をフランクに支払うため、パンナム航空が銀行に保有する当座預金宛に振り出した小切手が出来上がるのです。
映画の舞台となった1968年代は、インターネットはおろかパソコンもない時なので、書類関係もすべて手書きか機械を使った打ち込みが主流だったので、偽造は簡単。
まさに職業的信用詐欺
こんな粗雑な偽り小切手でも、銀行の窓口係が即座に現金化してくれるのは、フランクがパンナムの制服を着てパイロットになりすましているから・・・。
本来ならば、一連の手続きを経て数日後に現金化しなければならないが、窓口係が手続きを怠ったのは、パイロットが社会的に信用される職業だったからなのです・・・正に信用詐欺。
2大俳優が夢の豪華共演!
その伝説の詐欺師フランクを演じるのがレオナルド・ディカプリオ。
そして、彼を追いつめ逮捕に結びつけたFBI捜査官カール・ハンラティを演じるのがトム・ハンクスです。
そして、笑いとスリルに満ちた追跡劇をスティーブン・スピルバーグ監督が描きました!
キャスト
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン、マーティン・シーン、ナタリー・バイ、エイミー・アダムス、ジェニファー・ガーナー、ジェームズ・ブローリン、ブライアン・ホウ、フランク・ジョン・ヒューズ、スティーヴ・イースティンなどが出演。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』あらすじ
高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が事業に失敗し多額の負債を抱えてしまい、それが原因で母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。
そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。
最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙された。
更に小児科の医師、弁護士になりすまし、偽造小切手を乱用しながら全米各地で豪遊する。
ところが、FBIの敏腕捜査官カール・ハンラティが偽造小切手の犯人逮捕に乗りだし、世界を股にかけた2人の長い“追いかけっこ”が始まった!
良い子はマネしないで!
今のご時世に、フランクと同じような偽造や成りすましをしたとしても、ほぼ100%無理!未成年でも重罪とみなされます。
パイロットや医者、そして弁護士に成りすましたというのも実話なので”当時の人ってそんなに騙されやすいの?” って感じです。
でも、アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして詐欺防止を中心とした金融コンサルタント会社を設立し、世界中に多くの顧客を抱え大成功しました。
作品概要
製作国:アメリカ
上映時間:141分
劇場公開日:2003年3月21日
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