映画『許されざる者』 のあらすじと解説【ネタバレなし】

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1993年4月に劇場公開された「許されざる者」の予告編動画は、こちら

足を洗った非情な殺し屋は、娼婦の顔を傷つけた賞金首を狙う為、再び銃をとる。

誰が正義で、誰が許されざる者なのか…複雑に絡み合う人間ドラマを主軸に、広大な西部の自然を背景に描ききった傑作西部劇!

『許されざる者』は、クリント・イーストウッドの集大成とも言える作品。

往年の西部劇全盛時代!

西部劇の本格的な始まりは1903年のサイレント映画『大列車強盗』とされ、この映画を機に20世紀半ばまでは正に西部劇全盛時代で、ハリウッド映画のドル箱的ジャンルでした。

全盛時代には『シェーン』(1953)『OK牧場の決斗』(1957)『リオ・ブラボー』(1959)など、名作や数多くのスターも誕生したがその多くは良いガンマンが悪党どもを懲らしめ、そこに美女とのロマンスも絡むという娯楽路線の西部劇が好評を博しました。

しかし、時代の推移と共に西部劇の人気は衰退し一部例外を除いて、後年はそれほど話題になる事はなくなりました……西部劇の時代は終わった。

1992年公開『許されざる者』は、そんな状況から登場した久方ぶりの本格西部劇!

元賞金稼ぎの殺し屋で女子供も殺した残虐非情な男が、娼婦にキズを負わした漢を賞金のために殺しに行く…。

イーストウッドの集大成的西部劇!

クリント・イーストウッド出演の西部劇は、マカロニウェスタン『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』から始まり、『ペイルライダー』『アウトロー』『荒野のストレンジャー』等々、これまで映画史に残るほどの西部のアウトローを多く演じてきました。

そんなイーストウッドが満を持して、本作では年老いたガンマンという姿で登場!

監督・主演イーストウッド曰く……自分にとって、これが最後の西部劇” だと。

『許されざる者』は、イーストウッド西部劇映画史の集大成ともいえる作品です。

許 され ざる者 あらすじ

クリント・イーストウッドが監督と主演を務めた「許されざる者」は、西部劇の重厚さとエキサイティングな物語が見事に合わさった作品である。

映画を通じて、人間の儚さや葛藤、そして時代の流れについて描かれている。

「許されざる者」の舞台は19世紀のアメリカ。

かつての殺し屋だったものの、今は銃を捨て静かに暮らす主人公ウィリアム・マニーは、妻を亡くした後、その過去を捨てて義操を持った牛飼いとして静かに暮らしていた。

ところが、ある日、彼のもとに報酬を巡るオファーが持ち込まれる。

それは、売春婦に傷をつけた男たちへの復讐という依頼だった。

マニーは妻に先だたれ、二人の子供と共に畜産を営んでいたが日々の生活は貧しく破産寸前で金が必要だ。

マニーは賞金を稼ぐためかつての相棒ネッドを加え、3人で追跡行の旅に出る。

その頃、町の実力者保安官のビルは疎ましい賞金稼ぎ達を袋叩きにしているところだった。

やがてビルの暴力が黒人であるネッドにも及び…彼は、責め殺されてしまった。

マニーは殺された相棒の仇を討つために町に戻ったそして、元殺し屋は覚醒した!

ウィリアムの生活は、再び過去の闇に引き込まれることになる。

この作品は、人間の哀しみや絶望、さらには正義や恐怖など、深くて多様なテーマを描いている。

特にクリント・イーストウッドの鬼気迫る演技は見ごたえがあり、彼の人間ドラマが映画全体を引き立てている。

映画のクライマックスでは、復讐者と傭兵の対決シーンが見どころで、その緊迫感は観る者の心を引き締める。

映画の名前の通り、「許されざる者」は、罪を犯した人々が許しを得ることの難しさを描いている。

罪を犯すということは、それがどんな状況であろうと許されないことを示している。

それと同時に、この映画は新たな生活を始めようとする人々の挫折や、時代と共に変わる価値観の中で生きる厳しさも見せている。

西部劇の名作でありながら、人間の心理や社会問題を深く掘り下げた「許されざる者」。

クリント・イーストウッドの傑作と呼ぶにふさわしい一作である。

キャスト

老ガンマンをクリント・イーストウッド、相棒にモーガン・フリーマン、保安官ビルをジーン・ハックマンというベテラン陣が演じています。

他に、リチャード・ハリス、ジェームズ・ウールベット、ソウル・ルビネック、フランシス・フィッシャー、アンナ・トムソン、デビッド・マッチが共演。

本作は作品賞と監督賞を含む、アカデミー賞4部門を受賞!

「許されざる者」のレビューを調べてみた

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見どころポイント

昔懐かしい感じの西部劇で、ラストの酒場でのガンファイトの迫力はさすが!

最初はやられっぱなしの老ガンマンが相棒を殺され、復讐する時の豹変っぷりが見もの!

相棒の死を知り10年間飲んでない酒をあおってからの歯止めが吹き飛び、冷酷で非情な殺し屋に戻ったことを象徴してからのアクションに圧倒されます。

ジーン・ハックマンの悪役ぶりもお見事で、助演男優賞を獲得した演技に納得。

暴力のむなしさや、許されざる者は誰なのかを描いた、素晴らしい作品です!

作品情報

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