2022年3月に劇場公開された『余命10年』の予告編動画は、こちら
余命10年! 不治の病を抱え余命を宣告された20歳の女性・茉莉は地元の同窓会で
出会った和人と恋に落ち、人生が大きく変わっていく・・・。
刊行後 SNSを中心に反響を呼んだ小坂流加のベストセラー恋愛小説が、小松菜奈と坂口健太郎のW主演で待望の映画化
限られた時間の中で二人の愛が紡がれていく・・・
”私の余命はあと10年・・・生きることに執着しないよう絶対恋だけはしない!“
そう心に決めていたが、和人と出会ったことで 私の人生が大きく変わっていく。
『余命10年』は、20歳で難病となり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉と、生きることに迷い 自分の居場所を見失っていた和人が、同窓会で再会し、ひかれ合い、ともに生きた 二人の“10年間”を描いた感動のラブストーリー。
全ての原点はこの一冊から…
『余命10年』の原作について
「余命10年」の原作は、元々プロの小説家を目指していた小坂さんが自費出版として出版社に持ち込んだ企画だったのです。
本書は2017年に文庫版が発売されて以来、映像化を希望する声が多く上がり、映画化とキャスト発表でさらに話題を呼び、累計発行部数を伸ばしてベストセラーとなっています。
難病の「原発性肺高血圧症」で38歳という若さで逝去
文庫が出来上がる前に、亡くなったのです! 事実は小説より奇なりで・・・とても切ない。
心に響く心理描写
『余命10年』の物語は作話としてのフィクションですが、作者の小坂さん自身が主人公の茉莉と同じ難病を持っていたので、作中で表現された心情描写は決して想像だけのものではありません。
物語の中の一つひとつの言葉から、小坂さんが難病と実際に経験したこと 感じたことの想いがストレートに伝わってきます。
「余命10年」は、文芸社文庫NEO史上最大のヒット作!
小説を刊行した「文芸社文庫NEO」は、「書き手たちと人気イラストレーターの共鳴」をコンセプトに、2017年1月にスタートした若いレーベルで、多くは自社の既刊単行本の中から作品を選定し、作品の世界観に合ったイラストレーターを社内投票で決めています。
ついに待望の映画化
刊行以来、映像化を希望する声が多く上がる中で、いくつもの映像化オファーを見送ってきた本作が、2022年3月4日・・・ついに映画化となり 全国の劇場で封切られました。
本作は難病を抱え、文庫化を待たずして亡くなった原作者・小坂流加さんの思いを継ぎ、地元である静岡県・三島市で約一年に渡り撮影が行われ、女優・小松菜奈と俳優・坂口健太郎がダブル主演し、『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの社会派映画で頭角を現してきた 藤井道人監督で映画化されました。
大切な人と過ごす「普通の毎日」
藤井道人監督は 二人の普通の毎日を1年を通して撮影することで、春夏秋冬の移り変わる気候や自然の映像を刻み、季節ごとに変わる二人の気持ちを丁寧に描きながら10年間の物語にリアリティを宿しています。
本作の挿入歌は、『君の名は』や『天気の子』に続いて人気ロックバンドのRADWIMPSが書き下ろし、“茉莉と和人の人生” に音で寄り添っています。
エンディングで流れる「うるうびと」が 心に沁み込んできます。
『余命10年』・・・愛する人の限られた命の物語は、日毎に増す愛と迫り来るタイムリミットが切ない対比を見せ、2人のかけがえのない時間が切なくも美しく描かれていく。
『余命10年』 のあらすじ
残された人生が輝きだす
20歳の高林茉莉は主治医の平田先生から「余命10年」と告げられていた。
その病気は、数万人に一人という不治の病で余命が宣告された。
”私の余命はあと10年”・・・自らの余命を知った茉莉は、生きることに執着しないために ”もう誰とも恋をしない”と心に決めていた。
そんなある日、茉莉のもとに中学校の同窓会の案内が届きます。
同窓会で、かつて同級生だった真部和人と再会した時 茉莉は恋に落ちる。
どんなに恋しても、終わりが見えてる恋・・・”もう会ってはいけない”
そう思いつつも、自分の気持ちに嘘をつけなくなった茉莉は自分の病を隠しながら二人で楽しい時を重ねていく。
二人の毎日は輝きを増していく・・・しかし思い出の数だけ、時間は失われていく。
そしていつかは訪れる“終わりの時間”
キャスト
小松奈々、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理、黒木瞳、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊などが出演。
余命を宣告されたら!?
もし余命10年と宣告されたらどうしよう…映画『余命10年』を観ましょう!
”死ぬ準備はできた・・・だから あとは精一杯生きていくよ” と 申してます。
この物語は、自分の人生と向き合う勇気をくれる作品です。
『余命10年』作品情報
製作国:日本
監督:藤井直人
上映時間:125分
劇場公開日:2022年3月4日
コメント
コメント一覧 (1件)
原作から見て映画を鑑賞しました。
1年をかけて撮影を行なったそうで、
四季折々の映像美は必見です。
10年間を演じる主演の小松菜奈の演技もリアリティがあり、全く不自然に感じません。
個人的には居酒屋の主人役のリリー・フランキーがらしさ全開の演技で好きでした。