2005年に劇場公開された「宇宙戦争」の予告編動画は、こちら
ある日 突如現れた”何者”かが 容赦なく人類を攻撃してきた!
人々は暴徒と化し恐怖に立ち向かう勇気もない・・・差し迫る「地球最後の日」。
侵略者の圧倒的なパワーを前に、果たして人類になす術はあるのだろうか!?
「宇宙戦争」の原作はSFの古典的名作
1938年10月30日に、アメリカのCBSネットワークでラジオドラマ化され、俳優オーソン・ウェルズ率いる「マーキュリー劇場」という番組で、火星人がアメリカに突如攻めてきたという内容で放送されました。
“火星人が攻めてきました!”という その時の放送が あまりにも真に迫っていたため、火星人の侵略を事実と勘違いした人々によってパニックが引き起こされたのは有名な話です。
1953年に「宇宙戦争」は、初映画化!
1953年には、SF映画の製作者として名高いジョージ・パルにより映画化され『宇宙戦争』の舞台は原作のロンドンから20世紀半ばのカリフォルニア。
火星人の宇宙船は1本の触角を生やしたエイのような空飛ぶ円盤型として登場し、殺人的な光線を放ちながら、人や物を黒焦げにして街を破壊してしまう!
特撮は70年前の作品としては特筆すべきもので、火星人の戦略兵器や火星人の造形、そしてロサンゼルスを襲撃するシーンは迫力満点!
トム・クルーズ&スピルバーグ監督がリメイク!
SF小説の古典を現代風にアレンジして、未知の宇宙生物によって壊滅状態に陥った地球で、子供たちを守ろうとするトム・クルーズ演じる、健気なパパの奮闘を描きます。
トムとスピルバーグ監督は、SF『マイノリティ・リポート』(2002年)でもタッグを組んでおり本作で2度目の顔合わせとなった作品です。
火星人襲来映画!
火星人は大きな頭をして、細長い手足を持ち、地球のタコに似ている姿のエイリアンがイメージされます。
そして超高度に発達した宇宙船や兵器を装備し、突如地球に襲来し、地球を支配すべく侵略してくるのです。
これまで火星人襲来を描いたリアルな映画は数々あるが、『ハロウィン・インベーダー火星人襲来』(1990年)では、愉快なキャラクターの火星人たちがハロウィンの街で巻き起こす大騒動の抱腹絶倒スーパーSFXコメディー。
ティム・バートン監督のSF『マーズ・アタック』(1996年)は、火星人の襲来をコメディタッチで描きオールスターキャストがいとも簡単に殺されていきます。
原作小説に忠実!『シン・宇宙戦争』(2021年)
『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』など「シン」ブームの中で、真打登場!
2021年に公開された最新のリメイク『シン・宇宙戦争』では、地球に襲来した火星人がオゾン層までを破壊し、地球を火星化する様が描かれます。
最新作では、編隊を組んで押し寄せるUFOや巨大な3足歩行兵器・トライポッドの攻撃などが見どころで原作小説に忠実な”真”のリメイクが期待できそう!
『宇宙戦争』のあらすじと見どころを紹介
『宇宙戦争』のあらすじ
アメリカ東部・・・ニュージャージー州ハドソン郡南部のベイヨン。
レイ・フェリアーは、港に運ばれた貨物用コンテナを重機で積み下ろしする作業員。
妻と離婚し、子供と別居中のレイにとって、子供との面会日は大切な日。
ところが突然、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れた!
世界各地で異常気象が報告される中、レイは自宅近くで激しい稲妻を目撃する。
晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われると、激しい稲光が地上に達し、地面に巨大な穴を空けた。
そして、落雷地点からは、大きな円盤にすごく長い三本の足がついている未知なるものが破壊行為を開始する。
それは宇宙からの、侵略者だった・・・謎の宇宙生命体が、地球に攻撃をし始めたのだ。
青いレーザー光線が発射されると、光線を受けた人間は即座に灰になった。
人々がパニックに陥る中、レイは子供たちを連れ必死に逃走する。
果たしてレイは無事子供たちを、宇宙人の侵略から守る事ができるのか!
そして、圧倒的なパワーを前に、人類になす術はあるのだろうか!?
『宇宙戦争』の見どころは、家族愛の物語
本作は題名が『宇宙戦争』なので、スターウォーズのようにトム・クルーズが宇宙で戦うスペースオペラを連想するが戦いの場は「地球」・・・でした。
トム演じるダメ親父が、子供たちを守るためにひたすら逃げ回る家族愛が描かれるが、いつもカッコいいトムさんの映画としては、大いに消化不良気味!
さすがスピルバーグ監督ならではのハラハラドキドキの展開と高速道路がめくれあがるなど、常識ではありえない映像のリアルさに唖然!
そしてラストの終わり方も・・・斬新!?
キャスト
トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー、リック・ゴンザレス、ジャスティン・チャットウィンなどが出演。
作品情報
製作国:アメリカ
上映時間:114分
日本公開日:2005年6月29日
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