テリー・ギリアムの映画「ドン・キホーテ」(2020年)

テリー・ギリアムのドン・キホーテ 洋画

鬼才テリー・ギリアムが映画化を試みるも、何度も製作中止などの憂き目に遭い幾度も頓挫してきた『ドン・キホーテ』は、構想から30年を経て完成にこぎつけたギリアム監督念願の一作。

構想から完成まで30年!

この作品は映画史最大の「未完地獄」に陥った作品として悪名高く、ギリアムは19年間の間に9回映画化に挑戦して失敗! その都度頓挫を繰り返し映画化されませんでした。

本作の企画は1998年に始まり、主役のキホーテにはジャン・ロシュフォールとトビー・グリソーニ役にジョニー・デップなどの起用が決まっていました。

莫大な製作費により撮影は2000年にナバラ州で開始されたが、洪水によるセットや器材の被害、病気による主要キャストの降板、製作上の資金破綻等々、数多くの困難に襲われて撮影中止に陥った後、製作はキャンセルされました。

それから20年の時を経て、遂に本作品が完成……正に、構想から30年目の映画。

世界で賛否両論!

本作の公開後、欧州では「天才のストライク !」「大胆不敵で抱腹絶倒」「とんでもなく感動的」と絶賛されるものの、北米では「狂気に満ちた世界」「意味が全く分からない」などと酷評され、世界で賛否両論が巻き起こりました。

その後もカンヌ絶賛!北米酷評!全世界賛否両論!と、まだまだ話題は止まりません。

あらすじ

自らをドン・キホーテと信じる靴職人の老人と、若手映画監督の奇妙な旅路を描く物語。

仕事への情熱を失っていた若手CM監督のトビーはスペインの田舎での撮影中、謎めいた男からDVDを渡される。

そのDVDは、トビーが10年前の学生時代に監督し賞にも輝いた「ドン・キホーテを殺した男」だった。

映画の舞台となった村が近くにあることを知ったトビーは、現地を訪れるが、ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルが自分を本物の騎士だと信じ込むなど、村の人々はトビーの映画のせいですっかり変わり果てていた。

トビーをドン・キホーテの忠実な従者サンチョだと思い込んだハビエルは、トビーを無理やり連れ出し、冒険の旅へ出る事になる。

清楚な少女だったアンジェリカも、女優になると村を飛び出していく。

その冒険の旅の行きつく先には…。

キャスト

自らをドン・キホーテと思い込む老人ハビエルを『2人のローマ教皇』のジョナサン・プライス、トビー役を『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバー、アンジェリカ役を『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコが演じています。

見どころポイント

 苦節30年以上!鬼才テリー・ギリアムが“呪われた企画”とされる『ドン・キホーテ』の映画化を遂に完成させた異色作

七転び八起きという言葉がありますが、それ以上転んだ映画なのです!

BGMをベートーベンの交響曲第5番ハ短調「運命」に乗せて、目玉の付いた奇妙な化け物・豪奢なお城・踊るドン・キホーテなど、夢と現実が入り組んだギリアム節全開のシュールで独創的な世界へと見るものを誘います。

狂気と正気!妄想と現実が入り混じった…ギリアムワールドに乾杯!

テリー・ギリアム監督の作品

本作のテリー・ギリアム監督は、以下の作品も制作されています

  • モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
  • 未来世紀ブラジル
  • フィッシャー・キング
  • 12モンキーズ

 作品情報

製作国:スペイン・ベルギー・フランス・イギリス・ポルトガルの合作(2018年製作)

監督:テリー・ギリアム

上映時間:133分

日本公開日:2020年1月24日

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