2019年9月に劇場公開された「SHADOW/影武者」の予告編動画は、こちら
戦国時代に残虐な戦や権力抗争で、命を脅かされていた王や貴族は密かに自身の身代わりを仕立て、それを“影”と呼んだ…本作は、そんな影武者の物語。
巨匠チャン・イーモウ監督が「三国志」のエピソード「荊州争奪戦」を大胆にアレンジして描いた武侠アクション。
巨匠チャン・イーモウ監督
中国のチャン・イーモウ監督の作品は、カンヌ・ベネチア・ベルリンの世界3大国際映画祭で最高賞を含む数々の栄誉に輝き、『HERO』(2002)と『LOVERS』(2004)で、武侠アクションの一時代を築きました。
その剣劇は、まるで舞を踊っているかのようなスローモーションを効果的に使い、美しい映像と共に革新的なアクションで観客の度肝を抜いてきました。
中国映画『SHADOW 影武者』は、今や円熟期にして絶頂期を迎えたアジアを代表する巨匠が、渾身を込めて作り上げた武侠最新作!
刃をまとった鉄傘が、斬る! 飛ぶ! 回る! !
『SHADOW 影武者』でも、独特の映像美と斬新なアクションを組み合わせたイーモウ・ワールドが活写される!
本作では、これまで誰も見たことがない斬新すぎる武器ギミックが登場!…それは傘?
鋼刃を仕込んだ“しなり”のある傘は、生地の部分が重ねられた刃になっており、接近戦だけでなく、敵を目がけて刃を飛ばし遠隔攻撃も可能な鋼刃付きのアンブレラ!
更に、まるで独楽のように高速回転する鉄傘に乗り、集団で坂道を猛スピードで滑走するシーンは必見で圧巻!
水墨画の世界観
描かれるのは中国伝統水墨画の世界を思わせる、白と黒のグラデーションを基調とした映像で、ほとんどCGを使わない迫真のアクションシーンを、美しい映像で表現しています。
あらすじ
時は戦国時代、一人の影武者が、無謀な任務に挑もうとしていた。
彼の暮らす沛(ペイ)国が、領土を強大な炎国に奪われて20年が経過した。
彼は奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねる、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(ととく)の影武者だ。
影武者と都督、そしてその妻に騙されている若き王は、炎国と休戦同盟を結び平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。
だが、影武者は都督の命令に従い、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に対決を申し込む。
都督は影武者に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていたのだ。
都督の勝手な行動に怒り狂う王も、実はある作戦を秘めていた。
果たして、影武者を待つのは光か闇か、それとも・・・?
キャスト
都督とその影武者には、『戦場のレクイエム』でスター俳優となったダン・チャオが
筋骨隆々の影武者から20㎏減量して病んだ都督の二役に挑み、鬼気迫る演技で圧倒する。
彼の優雅な妻には、「宮廷の諍い女」、『画皮 あやかしの恋』、『チャイニーズ・フェアリー・ストーリー』などのスン・リー。
そして、軟弱に見せて本当は狡猾な沛(ペイ)国の王には、『グレートウォール』のチェン・カイ。
本作は、第75回ヴェネチア国際映画祭にて絶賛され、 第55回金馬奨では4部門受賞、第13回ASIAN FILM AWARDSでは最多4部門を受賞しました。
みどころポイント
映像は美麗でアクションも斬新!剣に立ち向かう鋼刃を仕込んだ「傘」武器は、実にユニークでフレッシュ! その傘を使い、鋼鉄アルマジロのように集団で滑走する光景は圧巻!
作品全体を通じて降る“雨”と、中国伝統の水墨画の世界を思わせる白と黒を基調とした表現が独特な世界観を表している。
衣装も白と黒で作り上げており、色は流れた赤い血だけという全編イーモウ監督の美意識に貫かれた中国絵巻物語風作品。
映画「SHADOW 影武者」のレビューを調べてみた
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- 製作国:中国
- 監督:チャン・イーモウ
- 上映時間:1時間56分
- 劇場公開日:2019年9月6日
- 公式サイト
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