映画「万引き家族」から考える社会問題【youtubeも紹介】

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2018年6月に劇場公開された「万引き家族」の予告編動画は、こちら

犯罪でしか繋がれない一家…彼らは「万引き」という犯罪で、生計を立てていた。

『万引き家族』は、日本人監督作品として21年ぶりに第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞のパルム・ドールを獲得した、是枝裕和(これえだひろかず)監督の作品です。

この家族は善なのか悪なのか!?

本作はその名の通り、貧しい家族が万引きをしながら生計を立てている姿を描いています。

公開時には「万引きを肯定する映画ダ~!」「犯罪を助長する」「日本人を悪のように貶めている!」…等々、一部の議員さんの批判を含め、世間から多くの声が集まりました。

この行為は、法律では裁かれる側の人たちではあるけれど、こういう設定の映画です。

薄汚れていても豊かな日常

この家族には、軽犯罪を犯し毎日の生活が薄汚れていても、豊かな日常があります。

だらしない食事と服装、身を寄せ合う貧乏暮らしでも笑いが絶えなく、血の繋がらない者同士の共同体でも、温かさと思いやりに満ち溢れているのです。

だからこそ、この家族の関係がひび割れていく終盤があまりにも痛ましい…。

家族の在り方とは?

『万引き家族』は、万引きを当然の行為としている、普通ではないある家族の関係を描きながら、日本の家族の在り方について考えさせられる深いテーマを持つ作品です。

本作では、未就学児童の問題や年金不正受給・幼児虐待・育児放棄・ワーキングプア・貧困など今の日本の闇の部分が詰まっています…正に柴田家の人々はその当事者の集まり!

実在一家の事件が題材!

本作は、親の死亡届を出さずに年金を不正にもらい続けていた一家の事件や、子供に万引きをさせていた一家など実在した事件を題材にし、これまで数多くの名作を世に送り出してきた是枝裕和監督が、10年の構想を経て映画化しました。

『万引き家族』は、第71回カンヌ国際映画祭において日本人監督作品として21年ぶりに、最高賞のパルム・ドールを獲得し、日本アカデミー賞では最優秀賞作品賞はじめ8部門において最優秀賞を受賞するなど、国内外において非常に高い評価を受けた作品です。

「万引き家族」のあらすじ

東京の片隅に、家族が貧しく暮らす平屋の一軒家がありました。

日雇いの仕事をする夫・柴田治とクリーニングの工場で働く妻の信代は、息子の祥太、信代の妹亜紀、母の初枝と暮らしています。

生活は初枝の年金、そして不足分を万引きで補うことにより生計を立てている家族は、貧しくとも肩を寄せ合い生きているのです。

ある寒い夜、近所の団地で凍えている女の子を見かけた治は、放っておけずに自宅に連れ帰った…。

怪訝な顔で迎え入れた信代でしたが、女の子に虐待の痣らしきものを見ると、その境遇を察し家族として受け入れていきます。

女の子は、ゆりという新しい名前を与えられ、皆と一緒に暮らし始めました。

手際よく万引きを繰り返す治と、それを教えこまれる祥太…。

しかし、ある事件をきっかけに家族の隠された過去や秘密が明らかになっていく…。

実は、柴田一家は祖母 初枝を除き、全員が偽名を使っていたのです…擬似家族?

キャスト

主演には是枝監督作品の常連 リリー・フランキー樹木希林、他に安藤サクラ松岡茉優、城桧吏、初出演の佐々木みゆ、実力派俳優の高良健吾、榎本明などが顔を揃えています。

見どころポイント

単なる万引きサスペンスのような安っぽい物語ではなく、心に突き刺さる映画!

終盤から、実は全員が偽名の擬似家族だと知った時の衝撃時から、見入ってしまいます。

貧困がゆえ、生きるために万引きをしなければいけない、仮の家族が切ない。

貧しくてお金はないけれど、沢山の情を持っている家族の妙に心温まる不思議な映画。

「万引き家族」を通して、社会の闇や家族の絆などを考えさせられてしまう…。

結局…この人達がお金を出して買っていたのは、コロッケだけだったのネ~。

現代社会が生んだ貧困問題と家族の関係

北海道警副署長がスーパーから菓子万引きか 聴取後に遺体で発見 50代の副署長、ストレスが続いたのか、強迫性障害によるものか、放心状態だったのか。旭川市内のスーパーで菓子数点、数百円相当を万引きして自殺。家族は居た堪れないだろうが、原因を究明し…

あ、私も観たいと思ってたやつ!✨ 万引き家族も良かったから観る前から既に期待しちゃってるよ〜🤭

万引き家族の人ですか(・ω・) NHKは国民から受信料とって何を見せたいんすかね?

なんか、もう新しいものを取り入れるのがめんどうだ。柔らかい感受性を失ってしまった。音楽ではこれから先もずっとゆらゆら帝国を聴き続けるし、映画が見たくなったら『万引き家族』を見る。小説が読みたくなったら保坂和志を読む。それでいい気がしてきた。もう、ぼくはおじさんなんだ。

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