「The Expendables」は、アクション映画のスターたちが集結した2010年の大ヒット作で、圧倒的なアクションとスリル満点のストーリーで観客を魅了しました。
この映画は、傭兵チーム「エクスペンダブルズ」の危険で挑戦的なミッションを描いており、シルヴェスター・スタローンをはじめとする豪華キャストが織り成すダイナミックなアクションシーンが特徴です。
本記事では、「The Expendables」のユニークなキャラクター設定、迫力のアクションシーン、そして映画の裏話に焦点を当てています。
アクション映画のファンにとっては、この映画がどのようにして伝説的なスターキャストを集め、見事なエンターテイメント作品を作り上げたのかを知るのは非常に興味深いでしょう。
2024年公開の『エクスペンダブルズ ニューブラッド』の予告編動画は、こちら
彼らは数々の超難関ミッションをこなしてきた最強の「消耗品集団」=エクスペンダブルズ。
政府から極秘任務を引き受け、危機に陥っても殺されてもお構いなしの使い捨て傭兵団だ。
『エクスペンダブルズ』は、シルべスター・スタローンやジェイソン・ステイサムなど新旧の主役級のアクションスターが集結し、CGに頼らないナイフや拳銃戦など派手な肉体アクションが展開される「消耗品集団」アクション・シリーズ。
俺たちは使い捨て傭兵団だ
彼らは、政府から極秘任務を引き受け、危機に陥っても殺されてもお構いなしの使い捨て傭兵団・エクスペンダブルズ。
バーニー·ロス(シルべスター・スタローン)は、恐怖も知らず 刺しても一滴の血も出ない程冷たい、傭兵団のリーダーだ。
彼が唯一愛情を持っているものがあるとすれば、ピックアップトラック、水上飛行機、そして愚直な勇士達で構成された彼のチーム。
テーマは男たちのアツい友情!
本作映画のテーマとして掲げられるのは男たちのアツい友情!
命をかけて戦いながらも、仲間たちを守り 助け合いながら任務を遂行する。
主役級アクションスターの同窓会
『エクスペンダブルズ』は、いわゆるレジェンド・アクションスター達、つまり往年で一時代を風靡した大俳優達が大挙出演して、魅力的なキャラクターを振りまいているのです。
本作はアクション映画の功労者達の、まさにクロスオーバー的な作品!
そのせいで、昔のアクションスター達の「同窓会的な映画」だという話も出ていました。
超豪華なスター総出演
新シリーズのプロジェクトリーダー・スタローン
スタローンは、エクスペンダブルズのリーダー役で、キャラ上もそうですが、スタローンはこの映画シリーズのプロジェクトリーダー的な存在です。
実際に、本作のプロジェクトリーダーであるシルベスター·スタローンは キャスティングする際、1980~90年代のアクションスターたち全てに、電話をかけまくったといいます。
そして、コレだけの人物に声をかけて、皆が協力をするというのはシルべスター・スタローンの「人柄のなせる技」と言えます。
60歳を過ぎて「ロッキー・ザ・ファイナル」「ランボー最後の戦場」を脚本・監督も務めて大復活させた直後に、御年77歳で、また新しいシリーズを生み出して脚本・監督・主演するとは素晴らしい映画人です。
大ヒット!『エクスペンダブルズ』シリーズ
本シリーズは2010年に第1作『エクスペンダブルズ』、2012年に第2作目『エクスペンダブルズ2』、2014年に第3作目『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』が製作され、第4作も公開予定されています。
第1作『エクスペンダブルズ』は、シルべスター・スタローンの脚本・監督・主演作品として、興行収入は過去最高の成績となり世界中で大ヒットしました。
第1作目『エクスペンダブルズ』
傭兵軍団・エクスペンダブルズは、数々の超難関ミッションをこなしてきた無敵の群団。
チームメンバーは、元英国特殊部隊のSAS要員であり、刃物がついているなら何でも操る専門家のリー·クリスマス(ジェイソン·ステイサム)、マーシャルアーツの老練家のイン·ヤン(ジェット·リー)、兵器専門家のヘイル·シーザー(テリー·クルーズ)、老練な爆破専門家のトール·ロード(ランディ·クートゥア)、そして、精密射撃の達人のガンナー·ヤンセン(ドルフ·ラングレン)などだ。
チームはソマリアの凶悪な武装海賊を討伐し、一息ついていた。
そうしたある日、CIAのチャーチ(ブルース·ウィリス)が、バーニーに誰も受諾しないような困難な仕事を勧め、バーニーと彼のチームは新しい任務に着手する。
それは、「ビレーナ」という小さな島国で殺人を日常的に行いながら、独裁者として君臨しているガルザ将軍を追い出して、住民達を死と破壊から救う仕事だ。
だが、その依頼には かつてない危険と巨大な陰謀が彼らを待ち構えていた・・・。
第1作目の見どころ
「男祭りシリーズ」のスタートにふさわしく、男のノリと派手な肉体アクションが炸裂!
ロッキーシリーズで闘ったスタローンとドルフ・ラングレンがチームを組み、共闘するのも
興奮必至で、ブルース・ウィリスとシュワルツェネッガーがカメオ出演しています。
ビッグネームとして返り咲いた ドルフ・ラングレン
本作で登場した射撃の名手ガンナーは、チームの中でちょっと危ないヤツで、薬物依存症でクスリをやっていてメンバーも危険視しており、悪い意味で今作のキーマンでもあります。
演じるドルフ・ラングレンはスタローンの「ロッキー4/炎の友情」の好敵手ドラゴ役で、一躍脚光を浴びた人です。
その後は、B級アクション映画俳優という感じにおさまり、あまりパットしませんでした。
ガンナーが戦闘におけるストレスから薬物依存症に陥ったり暴走したりするエピソードは、ドルフ・ラングレン自身が体験したエピソードが元となっているようです。
しかし、「エクスペンダブルズ」シリーズでビッグネームとして返り咲き、再度注目視されるようになりました。
第2作目『エクスペンダブルズ 2』
傭兵集団のもとに、東欧の山岳地帯に墜落した輸送機から積荷のデータボックスを回収してほしいとの依頼が舞い込こんだ。
それはごく簡単な仕事に思われたが、データボックスに記録された機密データを狙うヴィラン率いる、凶悪な武装集団が現れて行く手を阻まれ、データボックスを奪われてしまう。
さらには、エクスペンダブルズはその戦闘で、大切な仲間のひとりを失ってしまう。
ヴィラン達は、ボックスのデータから旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムを見つけ出し売り捌こうとしていた。
それを知ったエクスペンダブルズは、世界を救うため、そして殺された仲間の復讐のために、彼らに戦いを挑む。
第2作目の見どころ
スタローンをはじめ、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンらが再集結し、前作ではカメオ出演だったブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーも本格参入。
ジャン=クロード・バン・ダムが敵役リーダーとして登場、彼の得意の回し蹴りも健在です。
ブルース・リーとの共演もあった、群れない男チャック・ノリスが初参戦し 前作を超える豪華さと迫力が増しました。
史上最強の男・チャック・ノリス
本作で “ローン・ウルフ”の異名をとる神出鬼没な一匹狼の助っ人ブッカーを演じたチャック・ノリスは、『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』(72)でのブルース・リーの敵役や、『テキサスSWAT』(83)、『地獄のヒーロー』(84)、『デルタ・フォース』シリーズといったアクション映画の主演を務め、1980年代のアメリカを代表するアクションヒーローとして名を馳せた伝説のスターです。
特にオールスターの面々が並んでの銃撃シーンは圧巻! まさに千両役者の勢揃い!
第3作目『エクスペンダブルズ 3 ワールドミッション』
エクスペンダブルズの前に、チーム結成時のメンバーでありながら、バーニーと袂を分かち、悪の武器商人になったコンラッド・ストーンバンクスが現れる。
ストーンバンクスは、チームの弱点を知り尽くしており過去最強の敵に対し、エクスペンダブルズは崩壊の危機に直面することになった。
再び戦うには、決して若くないメンバーをバーニーは心配していた。
そこで、バーニーはチームを解散し、新たに若いメンバーでチームを再結成し、勝負に挑んでいく!
第3作目の見どころ
第3作目は、ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、メキシコ、アフリカなど世界中を舞台にした、まさにワールドミッションの闘いが繰り広げられる。
ベテラン俳優と若手俳優を登場させ、お互い「若造には負けない」、「年寄りには負けない」と、世代交代を感じさせる3作目だが、ベテラン組の勢いは落ちず ベテラン組と若手組の総力戦が繰り広げられる。
今作もCIAの作戦担当者役にハリソン・フォードや、敵役にメル・ギブソンなど名優が惜しげも無く出演し、ビル崩壊や銃撃戦など迫力満点の戦闘シーンが展開される。
そのほか「デスペラード」「マスク・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、「ブレイド」のウェズリー・スナイプス、「トワイライト・サーガ」「ザ・ヘラクレス」のケラン・ラッツらがシリーズ初参戦。
ウェズリー・スナイプス復活!
特に私生活では、脱税容疑で3年間も刑務所に服役していた「ブレイド」シリーズのウェズリー・スナイプスが、本作で映画に復活しエクスペンダブルズの一員で、護送される囚人役という 自身をパロった役を楽しそうに演じています。
前作までは、絶頂期を過ぎたスターたちの「老体にムチ打つ」自虐ネタもあったが、今回、スタローンに才能を見出された 新鋭パトリック・ヒューズ監督は、笑いの要素以上にアクション映画の王道を目指したようで、本物ならではの臨場感で迫ってくる。
本作ではキャスティング段階でジャッキー・チェンやスティーヴン・セガールが交渉にあったが実現しなかったとか・・・まだまだ出て欲しいキャストがいて、これからもお楽しみ!
第4作目『エクスペンダブルズ 4 ニューブラッド』
バーニー・ロスは、CIAから下された新たなミッションに挑むため、相棒であるリー・クリスマスの元を訪ねる。
バーニーとともに再び組むことを決意したリーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけではなく、新たなメンバーが顔を揃えていた。
新戦力を迎えたエクスペンダブルズが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること。
もし、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑む彼らだが、大きな代償を払うことになる…
最新作は、ジェイソン・ステイサム、シルベスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアといったお馴染みのキャストに加え、50セント、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアといった新規メンバーが参戦する。
また、本作で新たに主演となったジェイソン・ステイサムがシルベスター・スタローンの意志を継ぎ、どのような「ニューブラッド」を見せてくれるのか、その点にも注目です。
シリーズ第4作目は、2024年1月5日・日本劇場公開予定
豪華出演陣だけで、熱さに包まれる勢い!
『エクスペンダブルズ』シリーズは、アクションスター達が力を合わせて、任務を遂行する姿が見られる作品で、彼らが一つのチームを組んでそれぞれの能力を披露しながら、素晴らしいチームワークで見せる肉弾戦や銃撃戦は非常にクオリティがあり、見ごたえ十分!
ストーリーはシンプルで、息をのむ華麗なアクションの連続で映画の大半を飾ったのです。
まさに、80年代の「肉体派アクション」を見せてくれます!
本作でも回を重ねるごとに豪華な出演者が増えていくのは『オーシャンズ 11』シリーズも同じで、ある意味 それが見どころなのかもしれませんネ。
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